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スポーツドリンク

ドリンク

形状

  • 液体
  • 粉末(水に溶かして使用)

主な成分

水分、糖質、電解質(ナトリウム、カリウムなど)

特徴

スポーツドリンクは水分、糖質、電解質が含まれ、運動時の脱水による水分補給に適しています。製品によって組成が異なりますので、脱水予防効果が期待できる組成(下記参照)を確認しておきましょう。たんぱく質、クエン酸、アミノ酸などの特定の栄養素を強化している製品もあるので、事前に内容を確認した上で、使用するようにしましょう。


発汗量や運動時間の違いで、適する糖質濃度や食塩濃度が異なります。運動時に摂取する飲料の糖質濃度は3~8%、食塩濃度は0.1~0.2% がそれぞれ適切な濃度の範囲といわれています。


※高糖質濃度のスポーツ飲料は胃内容排出速度を遅らせるため、糖質濃度8%を超える飲料は推奨されていません。近年ではこの問題点の克服を目的とした高糖質濃度(16%程度)のスポーツ飲料が一部で販売されていますが、アスリートを対象とした研究結果は少なく、科学的根拠を明らかにするためにさらなる研究が進められています。


※経口補水液は、一般的なスポーツドリンクよりも塩分(電解質)濃度が高く、糖質濃度が低い組成となっています。下痢・嘔吐・発熱・過度の発汗による脱水時に適した飲料です。


注意点

  • 同じメーカーのスポーツドリンクでも製品によって成分が異なる場合があります。気温や運動時間など、用途に合わせて飲料を選択しましょう。
  • 粉末のドリンクを薄めすぎると、糖質濃度だけでなく食塩濃度が低下し、結果的に吸収速度が遅くなってしまいます。甘すぎると感じる場合には、口直しにミネラルウォーターを1口程度飲むなど工夫しましょう。

備考

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