体力科学実験室

体力科学実験室写真

 体力科学実験室には、身体組成、形態、筋力・筋パワー、運動能力(ジャンプ能力、反応時間など)を測定するための装置が設置されています。また、自転車やハンドクランクなどの各種エルゴメーター、大型のトレッドミルなどの運動負荷装置も備えられています。これらの装置を用いて、競技者の身体資源、筋機能、運動能力、エネルギー供給能力を評価します。さらには、これらとともに筋電図計、光学式モーションキャプチャシステム、床反力計等を用いることで、身体機能に関するより詳細な計測・解析・研究を行うこともできます。
 競技者の体力は、競技力と密接に関わります。体力科学実験室では、身体資源、筋機能、運動能力、エネルギー供給能力などの面から競技者の体力を評価し、競技力向上への課題を明らかにしていきます。

施設紹介

・付帯設備 体脂肪率測定装置(空気置換式、インピーダンス式、水中体重秤量式)、3次元人体計測装置、超音波画像診断装置、骨強度測定装置、等尺性単関節筋力測定装置、等速性多関節筋力測定装置、垂直跳び測定装置、反応時間計測装置、自転車エルゴメーター、ハンドエルゴメーター、埋込式大型トレッドミル、筋電図計測装置、光学式モーションキャプチャシステム、可搬式フォースプレートシステムなど

身体組成測定装置

 空気置換法、インピーダンス式、水中体重秤量式のいずれかの方法を用いて、体脂肪率、体脂肪量、除脂肪体重などを評価します。測定方法は競技者の特性や目的に応じて選択します。   体力科学実験室写真2

形態計測装置

 多視点カメラを利用した3次元人体計測を行います。四肢長、各肢や体幹部の周径囲、体表面積、身体形状などを評価することができます。   体力科学実験室写真3

筋力・筋パワー測定装置

 関節の動きを伴わない等尺性、関節が動く速度を一定とする等速性など、運動条件を統制した状態での筋力・筋パワーを評価します。   体力科学実験室写真3

エルゴメーター

 自転車ペダリングやハンドクランキングの運動を用いて、競技者のパワー発揮能力、エネルギー供給能力の評価を行います。エルゴメーターの種類は、競技者の種目特性にあわせて選択します。   体力科学実験室写真3

埋込式大型トレッドミル

 3m×4m幅のベルトを持つ大型トレッドミルは、時速60kmまでのベルト走行が可能であり、クロスカントリースキー・スケート・自転車競技等の測定に活用することができます。走行中の動作の映像を前面のモニターにリアルタイムで表示したり、天井に備え付けられたモーションキャプチャシステムを用いて動作分析を行ったりすることも可能です。   体力科学実験室写真3

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