ハンドボール

平成27年度 事業概要

本事業では、女子ハンドボールの国際競技力向上のための取り組みを行います。
日本の女子ハンドボールは、国内での高水準な競争相手の少なさなどの課題が挙げられます。
そこで本事業では、1.海外での「個」の強化、2.国内での「チーム」の強化、3.国内インターナショナルプログラムの 3本のプログラムを柱に、女性アスリート、スポーツ指導者の育成、強化にむけたモデルプログラムを開発、実施します。

デンマークトップリーグに挑戦する本多選手

1. 個の海外強化プログラム

日本ハンドボール協会の選考基準により選定されたトップアスリート及び、育成アスリート、女性スポーツの育成指導者を対象に、長期、短期の海外派遣を実施しています。競技活動においては、トップレベルの環境に身をおきながら個々の国際競技力向上を目指しています。また競技活動と両立して、デンマーク国民体育学校においての「教育プログラム」の受講を通し、人間として、アスリートとしてグローバルに活躍できる女性人材の育成を目指します。

  • (1) トップアスリートの長期派遣
    デンマークトップリーグに参戦するクラブにシーズンを通して所属します。現地で教育プログラムを受講します。
  • (2)育成アスリート/スポーツ指導者の短期派遣
    数ヶ月程度の短期派遣の中で、海外でのトレーニング、試合等に参加します。現地で教育プログラムを受講します。
  • (3)教育プログラム
    語学、ライフスキル、ディベートなど多様な内容を教育プログラムとして企画します。

2. チームの国内強化プログラム

代表チームの国内合宿において、チームに対する強化プログラムを実施しています。国内では実現し難い「高水準な競争相手」とのトレーニングを実現すべく、トレーニングパートナーを設置し、将来的な活用、展開を目指したトライアルを行います。

  • (1) スペシャルチーム
    日本協会の情報科学部門との連携で、男子大学院生、大学生に協力を依頼し、代表チームの分析活動と並行してトレーニングパートナーとしても機能する「スペシャルチーム」の構築を目指します。
  • (2) ストレングスンチーム
    男子の強豪高校チームにトレーニングパートナーとして、国内合宿への協力を依頼しています。体格で勝る相手とのトレーニングを日常的に行えるようなシステムの構築を目指します。
  • (3) 国内インターナショナルプログラム
    海外からトップレベルのクラブ、指導者等を招聘し、国内で女性アスリート、スポーツ指導者を対象としたプログラムを実施します。

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