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女性アスリートの婦人科受診の勧め

女性アスリートの婦人科受診について

以下に該当するようなアスリートは婦人科受診をお勧めします。

また、普段から基礎体温を測定(基礎体温記入例)[PDF:196KB]し、婦人科受診の際に持参する習慣をつけましょう。

  • 月経痛がひどい(月経困難症)
  • 月経前のいらいら、体重増加、むくみ、胸が張る等の症状が強い(月経前症候群)
  • 3ヵ月以上月経が来ていない(無月経) → 無月経のアスリート用[PDF:519KB]参照 
  • 15歳になっても初経がない
  • 試合に合わせて月経をずらしたい(月経調整)

受診時の注意点

婦人科受診時の検査および治療については、受診機関の医師の判断となりますが、薬物療法を開始する際は、ドーピング禁止物質を含んでいないか確認するようにしましょう。
産婦人科領域で使用されることが多い代表的な薬剤の商品名を下記に記載していますので、必要時は受診機関の医師に提示してください。

ただし、全ての薬剤について記載していませんので、このリスト以外の薬剤を使用する場合は、スポーツドクターや各都道府県のスポーツファーマシストに確認するか、日本薬剤師会、都道府県薬剤師会へ問い合わせをしましょう。

世界アンチ・ドーピング規程による禁止薬物リストは、少なくとも毎年1月1日に改訂されますので注意してください。

以下の情報は、2023年12月31日まで使用可能です。(2023年2月作成)

【禁止薬剤】2023年 禁止表国際基準
クロミッド、セキソビット、ボンゾール
*また、静脈内注入(点滴・静注)はドーピング禁止行為となります。
(但し、入院施設のある病院内で行われる場合は除く)
【使用可能薬剤】2023年 禁止表国際基準
デュファストン錠、プロゲストン錠、ルトラール錠、ノアルテン錠、プロベラ錠、ヒスロン錠、
プレマリン錠、ジュリナ錠、ディビゲル、ル・エストロジェル、エストラーナテープ、
プラノバール錠、ウェールナラ配合錠、メノエイドコンビパッチ、
シンフェーズT28錠、アンジュ21錠、アンジュ28錠、トリキュラー錠21、トリキュラー錠28、
ラベルフィーユ21錠、ラベルフィーユ28錠、マーベロン21、マーベロン28、
ファボワール錠21、ファボワール錠28、ヤーズ配合錠、ドロエチ配合錠、
ヤーズフレックス配合錠、ジェミーナ配合錠、 ルナベル配合錠LD、ルナベル配合錠ULD、
フリウェル配合錠LD、フリウェル配合錠ULD、リュープリン注、リュープリンSR注、
ゾラデックスデポ、ゾラデックスLAデポ、スプレキュア点鼻液、ナサニール点鼻液、
レルミナ錠、ノルレボ錠、ディナゲスト錠、シエノゲスト錠、ミレーナ
HMG注、フォリルモンP注、uFSH注;、HCGモチダ、ゴナトロピン注、ゴナールエフ皮下注、
レコベル皮下注、オビドレル皮下注、セトロタイド注、ガニレスト皮下注

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