第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)にて「JSC-ASIA International Network Hub」の設置および「ASIA Networking Forum」開催
独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)は、第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)(以下、「AICHI-NAGOYA 2026」という。)開催期間中の2026年9月24日、アジア強化拠点連合 ( ASIA: Association of Sports Institutes in Asia 注1 )と共同で、公式セレブレーション・ファンゾーンONE ASIA WORLDに「JSC-ASIA International Network Hub」を設置し、「ASIA Networking Forum」を開催しました。
注1 ) ASIAは、非営利の非政府組織であり、アジア地域のハイパフォーマンススポーツ機関を代表する団体である。

集合写真 会場の様子
JSC・HPSCでは、主要国際スポーツイベントを結節点と捉え、ハイパフォーマンススポーツ分野のリーダーや関係者が集う機会を活用して、国内外関係者が知見共有やネットワーキング・エンゲージメントを行うための「International Network Hub」を設置しています(東京2025世界陸上競技選手権大会等)。
ASIAは、JSCが発起し2015年に設立した組織で、各加盟組織のスポーツ分野における目標達成を支援するため、ハイパフォーマンススポーツの領域においてアジアの国・地域のつながりを構築することを目的に活動する国際機関です。ASIAでは、毎年開催するASIAコングレスに加え、国際総合競技大会開催期間中には知見共有とネットワーキングの機会提供を行う取組を推進しています。
そこで今回は、AICHI-NAGOYA 2026において、JSCとASIAが連携し、日本およびアジア地域における国際競技力向上に向けたネットワークの構築・強化と情報共有、および将来の連携を促進する場として「JSC-ASIA International Network Hub」を設置し、同Hubの機能を活用した「ASIA Networking Forum」を開催しました。
当日は、ASIA加盟・非加盟機関および国内関係機関から、7カ国・地域(インド、韓国、タイ、台湾、サウジアラビア、シンガポール、日本)から約50名のハイパフォーマンススポーツリーダーや関係者が参加しました。
冒頭では、ASIA委員長を務めるJSCの和久貴洋審議役による開会挨拶に続き、JSC芦立訓理事長が主催者挨拶を行いました。また、2026年11月11日から13日に第9回ASIAコングレスを主催する台湾スポーツトレーニングセンター(TSTC)を代表し、Eddie Pan博士から、TSTCの紹介およびコングレスの詳細について説明があり、積極的な参加を促しました。
本フォーラムのメインセッション「Beyond the Games : Sharing the Future of Sport through Digital Innovaton」では、インドスポーツ局(SAI)のハイパフォーマンスディレクター Pooja Gaur 博士と、シンガポール High Performance Sport Institute (HPSI) 副所長のJia Ren Low 博士が登壇し、国際競技力向上におけるデジタル技術やテクノロジーの活用について、取組事例や実践知見を共有・議論しました。さらに、富士通からは、世界のハイパフォーマンススポーツ現場で活用が進む最新のAI 技術やソリューションが紹介され、デジタル技術がアスリート支援や競技力向上にもたらす可能性を多角的に捉える機会となりました。
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SAIのPooja Gaur博士登壇の様子 HPSI副所長のJia Ren Low博士登壇の様子
質疑応答では、各国・地域の取組や課題を踏まえ、AI・デジタル技術の専門人材の育成だけでなくそれを活用する人材の教育の必要性や、データを活用した幅広い意志決定方法など、テクノロジーを競技現場や戦略立案に実装する上での重要な論点をめぐり、活発な議論が行われました。AI テクノロジーやデジタル技術活用ヘの期待に加え、実装に伴う課題が各国・地域に共通することも明らかとなり、登壇者の発言には参加者から多くの共感が寄せられました。質疑応答に続き、久木留毅JSC理事・HPSCセンター長が閉会挨拶を行い、今後のASIAを通じた国際連携を発展させていくことへの期待を述べました。
続くネットワーキングでも、セッションで得られた気づきや共通の関心を起点に、国・地域や機関の垣根を越えて対話が広がり、既存のネットワークが一層深まるとともに、今後の情報共有や協力に向けた新たな連携の契機が生まれました。

ネットワーキングの様子
JSC・HPSCは、今回共有された知見と構築・強化されたネットワークを基盤に、ASIAおよび関係機関との継続的な情報共有、国際連携そして人材交流を推進します。そして、ASIAの委員長を務める機関として、アジア地域の専門性を結びつけ、アジア諸国におけるハイパフォーマンススポーツのさらなる発展と国際競技力の向上に寄与していきます。