スポーツ・インテグリティとは?
「インテグリティ」とは、高潔さ・品位・完全な状態を意味する言葉です。スポーツにおける「インテグリティ」とは、「スポーツが様々な脅威により欠けるところなく、価値ある高潔な状態」を指します。JSCは、平成26年(2014年)から「スポーツ・インテグリティ・ユニット」を設置し、八百長・違法賭博、ガバナンス欠如、暴力、ドーピング等の様々な脅威から、Sport Integrity(スポーツにおける誠実性・健全性・高潔性)を守る取組を実施しています。

Australian Sports Commission 及び Oxford Research A/S(2010)を参考に作成
【参考文献】Oxford Research A/S,2010. Examinaion on Threats to the Integrity of Sports
現在、スポーツ・インテグリティ保護・強化に向けた取組について、国際オリンピック委員会や国際競技連盟、世界アンチ・ドーピング機構等の国際スポーツ統括組織の他、欧州諸国をはじめとした政府機関等において活発に議論され、対策が進められています。
JSCは日本におけるスポーツ・インテグリティの保護・強化を目指し、スポーツ基本法(第2条8項)及び独立行政法人日本スポーツ振興センター法(第15条第1項第6号)を踏まえ、平成26年(2014年)に「スポーツ・インテグリティ・ユニット」を設置しました。また、文部科学省が平成29年3月に策定した第2期「スポーツ基本計画」においても、スポーツ・インテグリティの保護・強化が政策目標として掲げられています。JSCは、スポーツ及びスポーツ団体の健全性を保ち、それらの価値を向上させ、社会の中で存続・発展し続けられるようにするための活動に取り組みます。

- インテリジェンス活動及びドーピング調査
- ドーピング通報窓口の管理運用
- 日本アンチ・ドーピング規律パネル
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スポーツにおけるガバナンス・コンプライアンスに関する業務
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【参考】
シンポジウム『Integrity of sport を考える』開催報告
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