助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成：公益財団法人香川県スポーツ協会】

　令和4年度総合型地域スポーツクラブ活動助成を受け、クラブアドバイザー等を配置し、総合型地域スポーツクラブ育成事業を行っている公益財団法人香川県スポーツ協会の調査を実施しました。
　香川県内で活動している総合型地域スポーツクラブは17市町村中13市町村（30クラブ）あります。さらに3市町で新たなクラブが設立準備中で、設立に向けて様々な活動をしています。
　今回の調査では、協会の担当者とクラブアドバイザーとともに、丸亀市の総合型クラブ（特定非営利活動法人スポーツクラブ飯山）を往訪し、施設の利用方法や部活動地域移行について意見交換を行い、楽々（らら）体操教室の視察も行いました。
　県内の総合型地域スポーツクラブの大きな課題としては、継続してクラブを運営するための有償スタッフの配置が資金面から厳しいことが挙げられます。また、設立済の30クラブのうち25クラブが設立から10年以上が経過しているクラブであり、運営に関わる人材の世代交代が上手くいかずに、活動休止を考えているクラブが出はじめていることも喫緊の課題となっています。
　クラブアドバイザーは、一方的な通知や情報提供ではなく、各クラブの現状や悩み、考えに耳を傾け、対話を大事にして、クラブにあった指導・助言を行っています。
　今後も県や市町村の協力のもと、地域特性やクラブの実情に応じた指導・助言等を行うことで、より多くの地域住民がスポーツに親しむことのできる総合型地域スポーツクラブが創設・育成されることを期待します。

（令和4年12月15日　往査により実施）

（写真）クラブ訪問の様子