助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成：埼玉県富士見市】

　令和3年度地域スポーツ施設整備助成を活用し、富士見市立つるせ台小学校の天然芝生化新設事業及び天然芝維持活動事業を行った埼玉県富士見市の調査を実施しました。
　つるせ台小学校は、小学校の児童のほか放課後や休日に地域住民や学校開放利用団体にグラウンドを開放しており、多くの方が利用しています。しかし、土のグラウンドであったこともあり、砂埃の飛散などの問題を抱えていました。　
　今回スポーツ振興くじ助成金を活用しグラウンド全面を天然芝にしたことで、校庭の砂埃が軽減されました。また、土に比べ衣服が汚れにくいため思いきり体を動かせることや、怪我の心配が少なくなったため、多くの方がより安全にグラウンドを利用する事が可能となりました。
　休日には、主に野球やサッカーで利用されていますが、それ以外にも様々なスポーツが行えるようになっています。芝種は、天然芝の中でも丈夫で成長回復が早いティフトン419を選定したことで、芝生を活用したイベントの開催などによる地域コミュニティの形成が促進されています。
　今後は、専門家から講習を受けた職員及び地元団体の方を中心に、天然芝の維持管理を日々適正に行いながら、定期的な保守点検も実施していくことで、つるせ台小学校のグラウンドが地域のスポーツ活動の拠点となり、地域住民の体力向上、スポーツ振興につながることを期待します。

（令和4年12月9日　往査により実施）

（写真）富士見市立つるせ台小学校天然芝生化新設事業の様子