助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成：公益財団法人千葉県スポーツ協会】

　令和4年度総合型地域スポーツクラブ活動助成を受け、クラブアドバイザー等配置事業を行っている公益財団法人千葉県スポーツ協会の調査を実施しました。
　千葉県内で活動している総合型地域スポーツクラブは88クラブあり、37市町に設置されています。千葉県スポーツ協会は令和3年度からクラブアドバイザー等配置事業助成を受けており、令和4年度は総合型クラブ未設置地域含め60回の派遣・指導を予定しています。
　今回の調査では、千葉県市川市内において創設準備中の総合型地域スポーツクラブの設立準備委員会に同席しました。委員会には、千葉県生涯スポーツ振興課の担当者、市川市文化スポーツ部スポーツ課の担当者も出席しており、活動内容の確認や、クラブの名称等の検討が行われていました。
　すでに一般社団法人・株式会社としての活動があるクラブの総合型化ということで、行政主導のもと地域の方もクラブ運営に参画し、これまでの活動と総合型地域スポーツクラブの活動のすみわけという課題について、委員会での意見交換やアドバイザーからの助言を受け、総合型地域スポーツクラブとしての設立を目指していました。
　千葉県としての課題は、クラブの指導者等の高齢化や後継者不足が挙げられます。イベント開催により地域の中で若い世代にもクラブの認知度を広げ、クラブ運営への参画、世代交代を促す助言などを行い、地域の特性に合わせた働きかけを行っています。
　今後もクラブアドバイザーが、県や市行政とともに引き続き課題と解決方法を共有し、広い視野と専門的な知識から適切なアドバイスを行うことで、クラブ及び地域課題の解決に貢献することを期待します。

（令和4年12月13日　往査により実施）

（写真左）スポーツ協会調査の様子　　　　　（写真右）クラブ創設準備委員会の様子