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助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:公益財団法人日本体操協会】

 令和4年度国際競技大会開催助成を受け、「第1回パルクール世界選手権」を開催した公益財団法人日本体操協会の調査を実施しました。
 本大会は、競技者が近年急増しているパルクールの世界選手権で、その記念すべき第一回大会が日本にて開催されました。
 コロナ禍での開催になったものの、40か国から男女合わせて99名の選手が参加し、非常に活気溢れる大会となりました。調査当日に行われていた開会式も、国内大会の開会式とは大きく雰囲気が異なり、アーバンスポーツらしい躍動感の溢れる式が行われていました。
 本大会では、設置された障害物を乗り越えながら、いかに早くゴールまで辿り着けるかを競うスピード部門と会場内に設置された障害物を自由に活用し、パフォーマンスのスタイルや、その難易度を競い合うフリースタイル部門の男女別の予選及び決勝が開催されました。大会前は、各選手・スタッフが和気藹々としながらも、緊張感のあるコースチェックを行っていました。そして、実際に競技が開催される頃には、1時間前に行われていた開会式のお祭りムードとは完全に一転し、競技に集中するアスリートと鼓舞するスタッフに呼応するかのように、会場全体が緊迫感に包まれていきました。大会に出場する選手たちのレベルの高い競技は、多くの観客を魅了していました。また、タイムが表示されるまでの数秒間、会場全体が静まり返る様子も、世界選手権ならではと思わせる雰囲気で、このようなレベルの高い大会が国内で実施されたことは、今後の国内での普及・強化の大きな後押しとなると考えられます。
 本大会では、隣接するエリアにおいて、スケートボードやダブルダッチなどのその他のアーバンスポーツに触れられる体験会等も開催されており、新しいスポーツの普及を一体となって取り組む姿勢も感じられました。
 本大会の開催で得られた知見が、今後の大会運営並びに国内競技者のさらなる増加と、その競技力の向上に寄与していくことを期待します。

(令和4年10月14日 往査により実施)

助成団体 公益財団法人日本体操協会
事業名 第1回パルクール世界選手権
事業細目名 国際競技大会開催
助成金額 50,506,000円


公益財団法人日本体操協会 公益財団法人日本体操協会
(写真)大会の様子

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