助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成：一般社団法人旭川緑が丘スポーツクラブ】

　令和4年度総合型地域スポーツクラブ活動助成を受け、活動基盤強化事業を行っている一般社団法人旭川緑が丘スポーツクラブの調査を実施しました。
　こちらのクラブは、北海道旭川市にある総合型地域スポーツクラブで、バトミントン、卓球、ボッチャなど、現在13種類のスポーツ教室を展開しています。
　指定管理を受けている地域活動センター（コミュニティ施設）を活動拠点として活用し、地域の方々が集う環境の中で、子どもからシニア世代まで参加できる、幅広い年齢層に向けた教室運営を行っています。
　また、近隣に旭川医科大学があり、医大の学生がボランティアとして参加する交流事業の開催など、地域の特性を活かしたクラブ運営を行っていることも特徴です。
　クラブの活動内容をさらに地域の方々に周知するため、学校へのチラシ配布や、地域市民会でのチラシ回覧などを行い、クラブの周知に努め、会員確保に繋げています。
　今後の課題としては指導者・参加者の高齢化や新任の指導者不足等がありますが、地域住民の高齢化により、地域の活性化が大きな課題となったことがクラブ設立のきっかけでもあるため、行政や市民活動団体等と連携を取りながら課題解決のための検討を行っています。
　今回見学させていただいたジュニア卓球教室は、毎週火曜日17時と土曜日9時から行われている教室です。競技レベルの高い会員も参加しており、指導者の方の熱心な指導のもと15名ほどの会員が参加していました。
　今後も、地域や行政と連携したクラブ運営を行い、誰もが参加しやすい、地域住民にとってのライフワークとなるクラブとしてさらなる発展をされることを期待しています。

（令和4年12月6日　往査により実施）

（写真左）ジュニア卓球教室の様子（写真右）卓球教室(大人)の様子