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発生のメカニズムを知る
私たちは、通常、気温や運動により体温が上昇した場合、体の表面から熱を逃したり、汗をかくことで体温を調節しています。気温や湿度が高い環境下にいることで、汗が蒸発しない、脱水で発汗不良になる等、体温調節のバランスが崩れて体温が上昇した結果、熱中症が発生します。体温が上昇しすぎると、身体の細胞に影響を及ぼしてその動きが低下し、脳などの大切な臓器の障害を引き起こします。
乳幼児は、体の特徴や機能が成長過程で未熟であるため、小学生や大人と比較して重症の熱中症を発生する可能性が高いです。正しく理解し、乳幼児の熱中症事故を予防しましょう!
特に小さいこどもは、大人より熱中症になりやすい!?
その理由は・・・
熱中症を疑う症状
実はこれも熱中症を疑う初期症状かも!?

その他
・言動がいつもと違う
・なんとなく具合が悪そう
という場合にも熱中症の疑いがあるので注意が必要です。
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対策を知る「熱中症予防の5つのポイント」
▼園での対策 | ▼おうちでの対応
園での対策

暑さ指数(WBGT)とは、湿度7・輻射熱2・気温1の割合で計測し、熱中症の危険度を判断する指標のことです。WBGT21℃(参考気温24℃)以上では熱中症の発生リスクがあります。
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暑くなる前から1か月程度かけて、散歩や室内外で体を動かす遊びなどで、軽く汗をかく機会を増やしましょう。
また、急に暑くなった日は、外遊びや散歩の時間を短くし、徐々に暑さに慣れるよう工夫しましょう。
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園児のペースに任せず、休憩や水分補給は大人から声掛けをしましょう。
小さいこどもでは15分~20分ごとに涼しい日陰や屋内で休憩をします。
飲み物は水や麦茶のほか、大量に汗をかいた時などはスポーツドリンク等で塩分を補給しましょう。
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熱吸収を最小限にするため、白に近い明るい色の帽子と衣類の着用が適しています。
通気性のよい涼しい服を着せ、暑さに応じて脱ぎ着できるよう、保護者への周知を行いましょう。
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こどもの様子がいつもと違うと感じたら、すぐに涼しい場所に移動し、可能であれば水分を摂取させます。
応答がない、鈍い、言動がおかしいなどの症状は意識障害と考えて、119番通報しましょう。
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おうちでの対策

こどものペースに任せず、こまめな水分補給を促しましょう。
登園前に水や麦茶などの水分をとっておくことも大切です。
※アレルギーは事前に確認しておき、カフェインの利尿作用にも気を付けましょう。
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熱吸収を最小限にするため、明るい色の帽子と衣類の着用が適しています。着替え用の服にも気を付けましょう。
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通園中など、こどもの様子がいつもと違うと感じたら、すぐに涼しい場所に移動し、可能であれば水分を摂取させます。
反応が悪い場合は意識障害と考えて、119番通報しましょう。
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「身体がへんだなー」「だるいなー」と思ったらすぐに先生や近くの大人に言うよう、日頃からこどもに繰り返し伝えておきましょう。
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暑さに負けない身体をつくるため、日頃から規則正しい生活を心掛けましょう。また、暑くなる前から1か月程度かけて、軽く汗をかく機会を増やすなど、徐々に暑さに慣れる工夫をしましょう。
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対応を知る
いつもと違うと思った時は、フローチャートを活用しよう!

詳しくはこちら

▲クリックしてご覧ください
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乳幼児の熱中症について、有識者が分かりやすくまとめた『保育事故防止・対応ハンドブック』があります。
フローチャート編は、緊急時に確認しながら対応できるよう救急箱に入れて、解説編はいざという時に備え日頃から確認するなど、セットでご活用ください。
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