令和2年度地域スポーツ施設整備助成で、野田市総合公園庭球場の人工芝生化改設事業を行った、千葉県野田市の調査を実施しました。
　今回整備を行った庭球場は、約18ヘクタールの広大な総合公園内に体育館、スポーツクライミングウォール、野球場、陸上競技場、水泳場などの施設を備えた市営のスポーツ公園の中にあります。
　庭球場は平成17年から部分的な補修をしながら利用をしてきましたが、経年劣化による人工芝の摩耗や損傷、部分補修による段差、地盤沈下による傾斜等があり、利用者の安全を確保するため、この度9面のうちの5面の張り替えを行いました。
　庭球場は市内外を問わず地域住民に利用され、市のテニス協会やソフトテニス連盟主催の市民大会等が開催されている他、高校体育連盟テニス専門部主催のインターハイ地区予選会や、ソフトテニス専門部主催の関東大会地区予選会など、整備前から多くの試合会場となっていました。整備後の令和3年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、中止となった大会もありますが、今後は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じながら、大会などの開催を再開していきたいと考えています。
　整備後は「段差がなくなったことで、安心してプレーが出来るようになった」「コート内外で人工芝が色分けされているので、ライン際が見えやすくなった」と施設利用者から喜びの声が寄せられています。
　引き続き、定期的な保守点検を実施し、野田市総合公園庭球場が地域住民の体力向上、スポーツ振興の場となることを期待します。

（令和3年11月1日　Web会議により実施）

（写真）野田市総合公園庭球場の様子（※写真提供：千葉県野田市）