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学校現場での取組(事故防止対策) 名古屋 第123号(2021.06)

                       
 
管轄地域内の大学における講義について
             
 令和3年5月20日に学校法人瀬木学園愛知みずほ大学(以下、愛知みずほ大学)の鈴木揚一特任教授の依頼を受け、学生向けの講義を行いました。愛知みずほ大学は、愛知県名古屋市瑞穂区に位置し、人間科学部心身健康科学科の1学部1学科で構成されています。その中に4つのコースが設置されており、健康という1つの分野に特化し、健康を心や身体、社会、文化といった様々な角度から学ぶ学生が在籍しています。講義は、同大学健康スポーツコースの学生を対象に、「体育活動中における球技での事故の傾向及び事故防止対策について」と題して、日本スポーツ振興センター(以下、JSC)の取組やJSCの成果物を用いて事故の傾向や事故防止対策について説明を行いました。
 

講義概要



 同大学健康スポーツコースには、教員やスポーツインストラクターを目指す学生に対して、学校やスポーツと関わる仕事を目指す上で、児童生徒等の学校生活や様々なスポーツ競技を行う中で発生する災害について理解を深め、重大事故の防止に役立てていただくために、球技を指導する上で把握しておくべき事故の傾向や事故防止対策について説明しました。 
受講する学生の方々の写真
    (受講する学生の方々)

JSCの業務について

 JSCの業務のうち災害共済給付業務及び学校安全支援業務は、学校の管理下の災害に対して、医療費等を給付することにより、被災児童生徒等を救済するとともに教職員が安心して教育活動に取り組めるように支援するための業務で、学校教育の円滑な実施に貢献することを目的としていることをお伝えしました。                                                                                           
講義を行うJSC職員
(講義を行うJSC職員)
 
 学校現場での事故防止については、災害共済給付の実施によって得られる情報を活用して、学校関係者が事故防止対策に活用できる情報提供を行っていることを説明しました。将来の目指す職業と関わりのあるJSCの業務について、学生の方々は熱心に聞き入っていました。
                                               

体育活動中における球技での事故の傾向及び事故防止対策

 今回は学校の体育の授業や部活動、スポーツインストラクターとしても関わることが多いスポーツである『球技』での事故の傾向や防止対策について「体育活動中における球技での事故の傾向及び事故防止対策」調査研究報告書を使用し、代表的な球技であるバスケットボール、サッカー・フットサル、バレーボール、野球(含軟式)においての事故の発生原因や特徴のある事故発生事例を踏まえ、事故発生の傾向と分析について説明した後、各球技における事故防止のための留意点や繰り返し発生している同様な事故、予見可能な事故などについて説明しました。学生の中には講義の中で紹介した球技に取り組んでいる方も多く、事故の多種多様な発生原因や指導者等の安全配慮の重要性について懸命に聞いていました。 
        
「体育活動における球技での事故の傾向及び事故防止対策」調査研究報告書の表紙
 (「体育活動中における球技での事故の傾向
 及び事故防止対策」 調査研究報告書)

                                                
  
 講義で使用した資料の画像「体育活動における球技での事故の傾向サッカー・フットサル」
(講義で使用した資料「体育活動中における球技での事故の傾向サッカー・フットサル」)
                                                                   
 

今後に向けて 

 講義の最後に鈴木揚一特任教授は、受講した学生に向けて「今後教員やスポーツインストラクターを目指すにあたってスポーツが原因で起こりうる事故・怪我を考えて動くことはとても重要であり、スポーツ事故についての様々な知識やデータを学生のうちから学び将来に向けて準備してください。」と促しておられました。学生のアンケートからも「さらに多くの事故防止対策について知りたい」「各種競技を安全に行うためのマニュアルが欲しい」等の声もいただき、教員やインストラクターを目指す学生の方々にJSCの業務やスポーツによる事故防止対策について知っていただくことができました。 今後もこのような取り組みを通じて、学校安全のために地域の大学・関係機関との連携を図っていきたいと思います。 最後に、今回の講義にご協力いただきました鈴木揚一特任教授、学生の方々、お忙しい中ご対応いただきありがとうございました。  
 


 

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