国際大会におけるジュニアスリートの活躍
平成27年12月8日(火)から12月14日(月)の期間、マカオにおいて海外育成強化プログラムを実施しました。今回、マカオで展開されたモデルプログラムには、モデルアスリートの荒井祭里選手、板橋美波選手、佐々木那奈選手を派遣しました。この3名の選手は、10月に中国(上海)で展開された海外育成強化プログラムも経験しています。
選手は、これまで英会話やスピーチのトレーニングを国内で実施し、海外でも物怖じすることなく自分のパフォーマンスを発揮できるような教育プログラム受講してきました。また、中国(上海)で展開された約1ヶ月のプログラムでは、日本にはない飛込施設を使ってスキルアップもはかってきました。今回、マカオで展開されるプログラムは、国際大会に参加して国際的な舞台を経験し、これまでの成果を大会という場面で発揮することを目的とした実践的なプログラムとなっています。
また、大会前のプログラムとして強豪国の中国をはじめ、マカオ、台湾、インドネシア、シンガポール、香港チームと合同練習を組み、高水準な競争相手と共に、競技会にむけて個人種目とシンクロナイズド高飛込の強化を進めました。
特にシンクロナイズド高飛込の他国チームとの練習は、2016年2月に開催されるオリンピック最終選考会に向けても、精神面や技術面で非常に有効な情報収集が出来ました。特に中国の選手は演技前のルーティーンまでもがしっかりと決まっていて、二人がいつも同じ動きをすることに驚きました。精神的にも非常に落ち着いていて余裕があり、「いつも通り」のことが「いつもできる」という重要性を改めて感じました。

〔海外プログラムに参加した日本チーム〕
国際競技会に参加しての成績及び感想は以下の通りです。
2015年度マカオ国際招待飛込競技大会結果
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種目名
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出場者名
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決勝順位
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得点
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女子3m飛板飛込
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板橋美波
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1/4
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303. 65
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女子高飛込
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板橋美波
佐々木那奈
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1/5
2/5
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359.15
314.00
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女子高飛込シンクロ
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佐々木那奈
荒井祭里
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1/2
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254..64
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女子3m飛板飛込Bグループ
女子10m高飛び Bグループ
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荒井祭里
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1/4
1/3
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359.65
325..35
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〔女子高飛込優勝 板橋選手、2位佐々木選手〕
◆国際大会初出場 ~モデルアスリート 荒井祭里のコメント~
私は今回、初めて国際試合に出場しました。
コーチには「プールは変わっても今まで通りやっていた事をしっかりやれ。」と言われましたが、自分ではやっているつもりでも体は全然出来ていないから、もっともっと意識しなければならないとわかりました。試合は緊張して、いつも出来ている事が出来ていませんでした。得意な種目は完璧に演技し、(水に)入れないといけないのに泡が多かったり、踏み切りは良くても引っ張り過ぎて(回転が)オーバーになったり、気持ちがまだまだ弱いと自分の事を知る事が出来ました。