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Web杜のたより 第40号(2015.2)


 冊子、登別の子どもの写真

   登別市教育研究会養護部会では、昭和51年から「のぼりべつの子ども(以下「冊子」といいます。)」という冊子を発行しており、冊子の中では、センターの災害共済給付から得られた統計情報を活用した内容も掲載されています。

  今回は、登別市教育委員会教育部学校教育グループの泉さんに、冊子作成の経緯や活用している統計データの内容などについてお話を伺いました。

 

 

どのような経緯で冊子を作成することになったのでしょうか

  登別市全体の児童生徒の健康に関する実態の把握・情報交換を行い、日々の指導に役立てるという趣旨で冊子を作成することになりました。

  毎年、教育委員会主催で保健管理担当者会議を開催し、冊子を作成しています。各学校の養護教諭が自校の集計をし、担当者を決めて登別市全体の集計を行っています。

いつごろから災害共済給付の統計情報を掲載されているのでしょうか

  昭和54年の冊子には既に掲載されていました。現在の様式になって5年目になります。

作成した冊子の配布先はどこでしょうか

  教育委員会・学校以外では各学校医・歯科医・薬剤師へ配布しています。

 「今年度分はいつ届きますか」といった問い合わせもあるので、活用していただいているのではないかと思います。

冊子を作成するにあたり苦労されていることはありますか

    トピックス(登別市の特徴)の作成と、データの分析やチェックには時間が掛かります。集計した数値を考察して傾向を読み取ることや、その傾向がきちんと示されたグラフを作成することも難しいです。
 小学校、中学校のけがのグラフ
 小学校、中学校の災害発生状況のグラフ及び表

統計情報のこういったところが役立つとか、実際に事故防止に役立ったなどの具体例はありますか

    負傷・疾病の場所別・時間別などを小中別に集計すると明らかな違いが見えてくるので、注意を促す際の参考になります。

   また、自校のデータだけでなく市内全体のデータと比較することで、自校の特徴が見えるため指導につながると思います。

   事故防止の具体例として、ある小学校において、休憩時間中の体育館における児童同士の衝突事故が多発していることが統計から読み取れたため、体育館使用の割り当ての学年数を減らし、校長先生が体育館で指導した結果事故が激減したということがありました。

こういった統計情報が欲しいなどの要望はありますか

  給付年度ではなく、発生年度の統計があれば良いと思います。また、年度ごとの比較が一覧になっていると傾向などが見やすくなると思います。

 自校と全国のデータの比較が簡単に図式化できるようになると便利だと思います。

 地域別の発生率についてシステムから出力できると助かります。

主催している様子 

 
取材を終えて
 
  事故防止に取組むにあたり、最初にすべきことは、どこでどのような活動をしているときに、どのような事故が起きているのかを知ることから始まるのではないかと思います。

 登別市教育研究会養護部会の取組みのように、全国・都道府県・同一市内などのデータを分析し、自校のデータと比較検証することは、事故防止に非常に有益だと思われます。

 災害共済給付から得られた統計情報を活用していただくことによって、少しでも事故が減り、子どもたちが安全な学校生活を送ることができるように、今後もわかりやすく、使いやすい情報の提供に努めていきたいと思います。  

 

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