用語解説

学校給食法:
学校給食法は、昭和29年6月3日に制定されました。第1条の目的では、「学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資し、か つ、国民の食生活の改善に寄与するもの」であるとし、第2条で4つの目標を掲げています。
  1. 日常生活における食事について、正しい理解と望ましい習慣を養うこと。
  2. 学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うこと。
  3. 食生活の合理化、栄養の改善及び健康の増進を図ること。
  4. 食糧の生産、配分及び消費について、正しい理解に導くこと。

脂肪エネルギー比:
脂肪エネルギー比は、摂取した食品から得られるエネルギーのうちの脂肪に由来する比率をいいます。食品のエネルギーは、たんぱく質、脂肪、炭水化物に換算 計数を掛けて求めます。食事は、たんぱく質、脂肪、炭水化物から摂取するエネルギーのバランスがとれていることが重要で、摂取する熱量を100として、た んぱく質、脂肪、炭水化物から摂取する熱量比率をそれぞれ12~13、20~30、68~57に保つことがもっとも健康的であるとされています。
学校給食では、脂肪の過剰摂取による肥満を防止するため、脂肪エネルギー比を25~30%としています。

かみかみ給食:
現代の子どもは柔らかい食品を好む傾向があり、このため顎の発達が遅れ、歯並びが悪い子どもが増えています。かみ合わせが悪いと脳の発達にも影響するとい われており、よくかんで食べる習慣を身につけることが大切です。
このため、学校給食では、炒り豆やするめなど歯ごたえのある食品を取り入れた献立の日を「かみかみ給食」等とよんで、よくかんで食べることを指導していま す。
バイキング方式:
バイキング方式は、大皿にもられた料理を、各自の嗜好に合わせて必要な量をとる食事の方式をいいます。学校給食では、児童生徒が自分に適した食事の内容や 適量を把握する能力を育てるため、バイキング方式やカフェテリア方式など、選択できる食事の方式を取り入れています。
食堂・ランチルーム:
学校の食堂は、学校給食をとる場所として使用することを目的に設置されたもので、専用食堂のほかに、多目的ホールを食事の場として使用する兼用食堂もあり ます。ランチルームは余裕教室を改修して学校給食をとる場所として整備したものです。
完全給食、補食給食、ミルク給食:
完全給食はパンまたは米飯、ミルク、おかずを供するもの、補食給食はミルクとおかずを供するものをいいます。このほか、ミルクだけを供するミルク給食があ ります。
交流給食:
学校給食では、食事を通してコミュニケーションを深めることを目的に、これまでのクラス単位の枠を越えて様々な人々との会食を行っています。学校内では、 異クラス、異学年、学校外では小学校と中学校などのほか、保護者との交流給食もあります。
行事給食:
学校給食では、雛祭りや端午の節句、七夕など、日本の伝統的な行事のほか、クリスマスや卒業式などの折々の行事に併せて、行事にふさわしい献立を工夫して います。家庭の食事から伝統の行事食が減少しつつある現在、学校給食は食文化の伝承の場ともなっています。
招待給食:
学校給食では、地域のお年寄りや日頃お世話になっている人々を招待して学校給食を一緒に食べる招待給食を実施しています。異なった世代や様々な職業の人々 と交流をすることによって豊かな人間関係を築くとともに、会話を通して地域文化や社会に対する理解も深まります。
全国学校給食週間:
戦後の学校給食は、昭和22年1月に全国の都市部の小学校を中心に開始されました(東京・神奈川・千葉の3都県の児童約25万人に対しては、前年12月か ら試験的に実施していました。)。
当時の日本は、戦後の食糧難から、学校給食用物資を独自で賄うことが困難であったので、連合軍総司令部の物資や、アメリカの慈善組織による海外援助事業と して送られた「ララ」物資が当てられました。昭和21年12月24日には、総司令部、ララ委員会、日本政府等の関係者が東京都の永田町小学校に参列し、物 資の贈呈式を行いました。
文部省(現文部科学省)では、この日を学校給食記念日として各種の事業を実施しましたが、昭和25年から「全国学校給食週間」と改め、期間を1月24日か ら1月30日までの一週間としました。その後、今日まで学校給食に対する感謝と将来の発展を期するための行事が全国で行われています。
ララ:
アメリカの宗教団体を中心に起こった慈善組織、海外事業運営篤志団アメリカ協議会(American Council Voluntary Agencies Work Abroad)が、1946年6月に特に日本・朝鮮及び沖縄の救援事業を行うために特別委員会を設置することになり、これをアジア救援公認団体 (Licensed Agencies for Relief in Asia)と呼びました。ララは、この頭文字をとったもので、LARAと略称されます。
孤食:
孤食は、家族がいても一人だけで食事をすることで、核家族化、少子化などの社会現象にともない問題となってきた食事形態です。
個食:
個人がそれぞれ好きなものだけを食べることです。
伝統食、郷土食:
日本には、正月や節句、祭りなどの行事の折りの食事として、昔から家庭や地域に伝わる料理があります。正月のお節料理などはその代表的なものです。また、 地域の特産物を生かした料理や、地域の特性によって特有の発達をした料理は、いわゆる郷土料理として親しまれています。
学校給食では、四季折々の行事食や、各地の郷土料理などを積極的に取り入れ、日本の食文化の継承と地域の理解を深める努力をしています。また、姉妹都市な ど外国の料理も取り入れて、様々な国の食文化に接する機会を設けています。

項目を選択すると、それぞれの取組の様子が見られます。
食に関する指導 | 衛生管理 | 食事内容 | 食事環境 | 用語解説

ページトップへ