講師の方からは、窒息の対処として、『3つの柱』が挙げられました。
① 予防: |
窒息が発生しないようにあらかじめ予防する。
(例)嚥下障害のある児童生徒が食事をするときには誰かがつく、
食べ物を小さくする。 |
② 気道異物の除去: |
背部叩打法
腹部突き上げ法(腹部突き上げ法は、乳児や妊婦には行いません。) |
③ 一次救命処置: |
心肺蘇生法、AED |
このうち、気道異物の除去については、異物を奥に押し込んでしまう可能性があるため、やみくもに口の中を指で探ったりしてはいけない等の注意事項が説明されました。また、腹部突き上げ法では、傷病者が倒れたときに支えることができるように、片足を傷病者の足の間に入れ、体勢を安定させる等、大切なポイントが話され、先生方は一つ一つ動作を確認しながら、真剣な表情で取り組んでいました。
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