第105号 事故防止事例
-学校の管理下における遊具の事故について-
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名古屋事務所が災害共済給付業務を管轄している各県(富山、石川、福井、岐阜、静岡、愛知、三重)においては、毎年、小学校、幼稚園及び保育所での遊具による事故が発生しております。
そこで学校での事故防止の参考としていただけるよう「学校の管理下における遊具の事故について」をテーマとし、名古屋事務所管内の災害の現状及び災害実地調査を行った案件から、災害発生事例及び事故防止事例等を紹介します。
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災害の現状
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平成25年度に名古屋事務所で給付を行った小学校、幼稚園及び保育所の72,081件の災害のうち、遊具の事故と判断できる5,808件を抽出し、各別のグラフにしてみました。 |
<年齢別>
幼稚園・保育所の年齢別では4、5歳が多く占めている。また、小学校では1~3年生で多く発生している。
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<幼稚園・保育所>
件数
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<小学校>
件数
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<場合別>
幼稚園・保育所では、1,921件の災害発生のうち、1,920件が保育中に発生している。(ほか1件は通園中での災害発生)
小学校では、休憩時間中に多く発生している。 その他には、特別活動、課外指導、通学中が含まれている。
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