警察庁ホームページにて令和3年における山岳遭難の概況が公表されました。
令和3年の山岳遭難発生件数は前年比341件増の2,635件、遭難者は前年比378人増の3,075人となっております。例年に比べ里山での遭難が増加したとのことです。
また、富山県では今月に入り、5件の山岳遭難が発生(死者1名、負傷者2名、行方不明者2名、いずれも中高年)しており、1月~5月の遭難も60歳以上が半数を占め、富山県外からの登山者の事故も多い傾向があります。
中高年の登山人口そのものが多いこともありますが、自分の体力を過信し、難易度の高い山に登ってしまい、下山中に遭難するケースが多くあります。また、県外からの来訪者については、適切な計画と準備(スケジュールのゆとりやルート選定、装備計画)の不備が一因と考えられます。
登山の際には登山研修所ホームページにて公表している安全登山ハンドブックを参考の上、十分な装備と無理のない登山計画についてご留意ください。
<令和3年における山岳遭難の概況>(警察庁ホームページへリンク)
<安全登山ハンドブック2022>(PDF:4.6MB)