警察庁から令和4年夏季(7月・8月)における全国の山岳遭難の概況が示されました。
新型コロナウイルス禍の行動制限が緩和され、人手が増えたことが影響し、山岳遭難件数(668件)と遭難者数(786人)はいずれも1968年の統計開始以来2018年に次いで2番目に多くなっています。
遭難者786人のうち、50歳代が161人(20.5%)と最も多く、全体の74.4%が40歳以上の中高年齢層で、態様別では、道迷いが174人(22.1%)と最も多く、次いで転倒が171人(21.8%)となっています。
山岳遭難の多くは、天候に関する不適切な判断や、不十分な装備で体力的に無理な計画を立てるなど、知識・経験・体力の不足等が原因で発生していることから、遭難を未然に防ぐためには、的確な登山計画と万全な装備など、入念な事前準備を心がけて下さい。
<令和4年における山岳遭難の概況>(警察庁ホームページへリンク)
<安全登山ハンドブック2022>(PDF:4.6MB)