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広島もみじ通信 第51号(2014.1)

学校安全の新しい取組について
                               
~岡山県高梁市立有漢東小学校~

学校紹介
高梁市立有漢東小学校
学 校 名:高梁(たかはし)市立有漢東(うかんひがし)小学校
学 級 数:6学級 児童数:46名  職員数:11名
教育目標:生きる力にあふれ 明日に輝く東っ子  
                  ~やさしく かしこく たくましく~
学校周辺:高梁市立有漢東小学校は岡山県の中北部に位置し
                  ている。学区は緑豊かな農村地帯である。児童数は
                  40名から50名の間を推移しており、ここ数年は
                  微増傾向にある。児童は山間部や田畑の広がる中を
                  徒歩で集団登下校をしている。
                  民家が点在しており、通行量も少ないことから、児童の登下校を見守る「地域の目」と
                  して、職員、保護者、地域住民の連携・協力が支えとなっている。
 これまでにも、学校安全の取組等について岡山県教育委員会や岡山県学校保健会などからの表彰受賞歴があるように、保健・安全に関する保護者の意識は高く、非常に協力的で、学校と保護者が連携した様々な取組を長年にわたって継続してきた成果として高い評価を得ています。ただ、どこでも学校の安全を守り、運営をしていくうえでは、保護者や地域住民との連携、そして協力は不可欠であることはご承知のことと思われます。校長先生もしきりに「他の学校が行っていることと同じことをやっているだけです。」と言われていました。
 しかし、お話をお聞きしていく中で、地域住民等との連携協力以外にも「なるほど」といった特色ある工夫、考えを取り入れた実践がいくつか見受けられましたので、主な取組を紹介します。
目立った取組内容ハンカチで鼻と口を押さえて避難訓練をする児童

「煙体験学習」
 
火災発生を想定し、実際に煙を教室内で焚き、煙の特性と恐ろしさ、煙を吸わない避難の仕方を理解させた上で、速やかな避難ができるように指導している。年度によっては、休憩時間に予告なしの訓練を行い、児童の実践力を試す場とする場合もある。


「外遊びの奨励」
 
 子どもは基本、外遊びが好き。ボール遊びや鬼ごっこ的な集団ゲーム、一輪車などで遊ぶことで、互いに声をかけあったり、教えあったりする。そういう中で転んだり、すりむいたりといったケガの経験を繰り返すことで、身のこなしもうまくなり、とっさの危険との遭遇にも声が出せたり、体が反応できるといった、災害を未然に防ぐための判断力・適応力などの力が養われることから、登校したら体操服に着替え、外で遊ぶことを積極的にすすめている。

地域安全マップ作りの様子
「地域安全マップ作り」 
 これまでは、児童中心としてスクールガードリーダーを講師に招いて、通学班ごとに地域安全マップを作成したり、見直しをしてきましたが平成24年度は、地域安全マップ作りの基本的な考え方を再確認した。いつどんな場所、場合でもそこが安全な場所か危険な場所かを判断したり、危険を予知したりする力を育成するため、全ての児童と教職員、更には、保護者も一緒になって参加した研修会・ワークショップを行うこととしました。


「避難訓練の大切さ」
校長室前のインパクトを与える写真の掲示
 月に1度、全児童を対象に詩やことわざ、九九の暗唱等、学年に応じた課題を与えて、校長室に児童を呼んでその成果を発表させている。その際に、校長室の壁に東日本大震災で被害を受けた状況をプロの新聞記者が撮影したインパクトのある写真などを掲示しておき、目に触れさせる機会を与えている。 
 新聞報道で有名となった『釜石の奇跡』と呼ばれる児童の避難行動を例に「何故その人たちは助かったのか?!いかに日ごろの訓練が大切か!その真剣に取り組む姿勢が命を救うんだ!」などのエピソードを交え児童に伝え話す。


取材を終えて
 長年に渡り継続して教職員と保護者、地域住民と連携して取組んでいることが、現在の学校安全教育の大きな柱となり、子どもたちが安心して過ごせる環境づくり、子どもの育成につながっていると思われます。
 そして、常に新しい視点・観点から学んだことを伝え、そして実践する。この取組がよりたくましい東っ子の育成に役立てられていると感じました。

 

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