博物館ニュース 第47号

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企画展「国立競技場のあゆみ」

開催期間:平成25年3月19日(火)~平成26年5月6日(火)まで

秩父宮記念スポーツ博物館では、現在、企画展「国立競技場のあゆみ」を開催しています。

国立競技場が1958年に落成した当時と1964年の東京オリンピックにともなう増築時の建築図面や模型、映像資料などを展示しています。

本企画展のみどころの一つに「国立競技場」や「代々木競技場」など、1964年の東京オリンピックの主要施設を表した建築模型5点セットがあります。

この模型は、ちょっと変わっています。蓋と模型で一組となっていますが、蓋を閉じるとバックルで固定できて、トランクのようになります。また、蓋の内側の解説文は、和文ではなく英文です。

実は、東京オリンピック開催が決まった後に、この模型を海外へ運び、各施設を紹介したのです。5つの模型は積み重ねて航空貨物に載せられるサイズを計算して作られました。海外へ国立競技場などの施設の規模や設備を視覚的に伝えるために活躍し、世界を旅した模型です。


東京オリンピック会場施設模型

新国立競技場に向けて動き出している今、国立競技場の始まりを感じていただければ幸いです。

◆企画展「国立競技場のあゆみ」◆

場所:展示室 2F 奥

会期:平成25年3月19日(火)~平成26年5月6日(火)

※「東京オンピック施設模型」は平成25年5月8日(水)~6月14日(金)まで国立近現代建築資料館で展示中です。

 

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