草分け時代のスポーツ・花開くスポーツ(明治初期~昭和前期)
― 戦争によって、ゆがめられたスポーツ ―
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明治時代から大正、昭和前期まで日本のスポーツは国内的にも国際的にも花開いた時代でありました。しかし、第2次世界大戦へと突入していく悲しい時代背景の中で、時代に翻弄されていく「悲しいスポーツ」の時代に入っていくこととなります。 |
明治時代の野球用具
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[主な展示物] |
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戦後のスポーツ復興(戦後~現在)
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敗戦によって荒廃した日本の社会に、いち早く明るい話題を提供したのもスポーツでした。「フジヤマのトビウオ」といわれた古橋廣之進選手の世界記録樹立、国民体育大会の開催、参加の許されたヘルシンキ・オリンピックなど、そして、東京で行われた第3回アジア大会と第18回オリンピック大会でした。 |
古橋廣之進の世界記録証
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[主な展示物] |
- 世界記録証(古橋廣之進)
- ボストンマラソン日本初優勝の金メダル(田中茂樹)
- マナスル初登頂関係の資料
- スポーツレクリエーション関係資料
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日本の古いスポーツ(明治時代以前)
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まだスポ一ツという言葉が入る前にも「やぶさめ」「けまり」「相撲」あるいは剣術をはじめとする武術などの「スポーツ」があり、民衆の楽しみのひとつとされていました。
当時の衣装や用具用品を展示しています。 |
展示風景
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[主な展示物] |
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スポーツ芸術
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スポーツが、美と力を表現するものであるなら、スポーツを題材とした芸術作品も、スポーツのひとつの表現方法といえるのではないかという考えでスポーツ芸術作品を館内だけではなく館外にも展示しています。 |
展示風景
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[主な展示物] |
スポーツ墨絵画家・斎辰雄(トキタツオ)の作品、オリンピック種目等であったスポーツ芸術作品群など。その他国立競技場内にも、著名な作家の作品を展示しています。 |
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冬のスポーツ
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北国の人々の素朴な生活用具であった滑走具や歩行具が生活の知恵によって工夫改良され、やがてスケートやそり遊びになり、それが多くの人々の間でスポーツとして取り上げられるようになりました。 |
下駄スケート
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[主な展示物] |
下駄スケート、大正時代のスキーなど |
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秩父宮殿下御遺品室
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秩父宮殿下は、「スポーツの宮様」と親しまれただけでなく、「山の宮様=プリンス・チチブ」という名でアルピニストとしても世界的に有名でありました。
秩父宮ラグビー場、大倉山ジャンプ場、花園ラグビー場の建設にも深く関わり、薨去される直前まで陸上やラグビーをはじめ数々のスポーツを愛されておりました。
秩父宮殿下の御使用になったスポーツ用具用品や数々の御下賜品など殿下を偲ぶ記念品を展示しています。 |
御遺品室の全景
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登山像(朝倉文夫:作) |
殿下が御愛用したスポーツ用具類 |