博物館ニュース 第27号

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トリノ五輪聖火トーチ

聖火トーチを持つ猪谷委員
聖火トーチを持つ猪谷委員

 2001年12月13日に当館で開催されたスポーツ文化調査研究協力者会議にて、猪谷千春委員から、来たるトリノオリンピックの聖火トーチをご披露いただきました。

 このトーチは、猪谷委員が聖火ランナーとして、2001年11月28日のギリシア国内の聖火リレーに参加された際にご使用されたものです。

 たいまつを現代的に表現したデザインで、重さは約1.9㎏、聖火が消えにくい構造になっているそうです。

 約1.9㎏の重さのトーチを高く掲げて走るのは辛く、かといって、トーチを下げると聖火の熱が顔に当たって熱いという、大変な状態 だったそうです。

 そのせいか、猪谷委員は、ロゲIOC(国際オリンピック委員会)会長に、「トーチの重さは1.5㎏以内にすべき」と進言されたそうです。

 猪谷委員は、現役時代は日本人初の冬季五輪メダリスト(1956年コルチナ・ダンペッツォ大会スキー回転銀メダリスト) として、現在はIOC副会長として、スポーツ界でご活躍されています。

 スポーツの世界的イベント目白押しの2006年、その先陣を切るトリノオリンピックでの日本人選手の活躍を楽しみにしましょう!

 

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