助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:兵庫県西脇市】
平成30年度東京オリンピック・パラリンピック競技大会等キャンプ地施設整備事業において、西脇市総合市民センターのアリーナ等の改修を行った、兵庫県西脇市の調査を実施しました。
西脇市は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて国が進める「ホストタウン」に登録しており、オーストラリアを相手国としています。
2020年東京大会の開催に際し、オーストラリア卓球チームが事前合宿地として効率的にコンディション調整を行える環境を整備するため、アリーナの照明増設、トイレの洋式化、更衣室及びシャワー室の改修、ロビー及びエントランスの改修等を行いました。
特に、アリーナの照明については、卓球の国際競技連盟が基準として定める、国際大会の開催に必要な照度を確保できるよう、オーストラリア卓球チームからも要望があり、整備後は卓球台のプレーエリアの部分で1,000ルックスを超える照度となりました。また、卓球の白いボールがプレー時に見やすいよう壁の色を変更してほしいという要望もあり、灰色に変更するなど、より競技のしやすい環境へと生まれ変わりました。
さらに、2020年東京大会以後も地域住民の方々に継続して利用されることも見越し、トイレやシャワーにユニバーサルデザインの設備を採用するなど、トップレベルの競技者から地域の幅広い利用者まで快適に利用できるような整備内容としたことで、オーストラリア卓球チームのみならず幅広い利用者から好評価を得ています。
今後は、バレーボールや卓球のプロリーグの試合誘致や、地域住民による施設の利用率向上に繋げていき、スポーツによる地域の活性化を目指します。
西脇市総合市民センターが、2020年東京大会本番の事前合宿地として効率的に活用されるのみならず、大会のレガシーとして、地域住民の健康づくりや地域スポーツ振興促進のために継続して利活用されることを期待します。
|
助成団体 |
兵庫県西脇市 |
事業名 |
西脇市総合市民センター改修事業 |
事業細目名 |
東京オリンピック・パラリンピック競技大会等キャンプ地施設整備事業 |
助成金額 |
57,192,000円 |
 |
 |
(写真)西脇市総合市民センターの様子 |
|