助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:公益社団法人日本トライアスロン連合】
令和元年度国際競技大会開催助成を受けて行われた、公益社団法人日本トライアスロン連合が主催する「ITUオリンピッククオリフィケーションイベント(2019/東京)」の実施状況調査を行いました。
本大会は、実際に東京2020オリンピック・パラリンピックで使用する会場や設備、大会運営、リスク管理などを焦点にした、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が行うテストを兼ねて実施されました。
競技者約220名に対し、東京都並びに港区等地方公共団体や警察、消防等専門機関、運営ボランティア等多くの団体や人員の協力を得て、役員・スタッフ含め約4,400名で運営されました。
トライアスロン競技はスイム、バイク、ランの3種目を連続して行う競技です。競技者や観客に対し、そのすべての種目が安全に実施されるよう、高温時の暑熱対策等の気象条件への対策や、テロ・反社会的勢力への対策を講じた厳重な管理体制が整備されています。具体的には、あらゆる事象を想定したリスク管理マニュアルが用意されており、臨機応変な大会運営のプラン変更等、迅速に適切な判断をするための準備が整っています。実際に本大会期間中は記録的な猛暑日が続いたため、選手、関係者、観客の安全を最優先とし、競技内容が柔軟に変更されるなど、あらかじめ用意していたリスク管理マニュアルが活用されていました。
また、今回トライアスロン競技とパラトライアスロン競技が実施されましたが、両競技の認知拡大にも力を入れており、ウェブやSNSを戦略的に活用し全世界に向けた広報活動を実施しました。
本大会を通じて得られた成果や課題を生かし、東京2020オリンピック・パラリンピックの成功へ繋げるとともに、競技の普及・発展に寄与することを期待します。 |
助成団体 |
公益社団法人日本トライアスロン連合 |
事業名 |
ITUオリンピッククオリフィケーションイベント(2019/東京) |
事業細目名 |
国際競技大会開催 |
助成金額 |
176,669,000円 |
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(写真)ITUオリンピッククオリフィケーションイベント(2019/東京)の様子 |
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