令和元年度将来性を有する競技者の発掘及び育成活動助成を受け、北海道内の優秀な若年競技者の発掘及び育成を行っている、北海道のカーリング集合プログラムについて実施状況調査を行いました。
北海道では10年計画で道内の競技者の発掘及び育成を実施しており、令和元年度は事業開始から6年目にあたります。今回調査を行ったカーリングの他にもスケルトン・バイアスロンの計3競技を対象に事業を実施しています。実施競技の決定にあたっては、事前に企画公募を実施し、応募があった6競技の中から、選考委員会により選定されました。
実施している3競技については、地域の競技団体と密に連携を取りながら活動するだけでなく、有識者を交えた進捗会議も定期的に行っています。事業主体である北海道の事務局員だけではカバーできない部分については、コーディネーターとして雇用しているオリンピアンがカバーするなど、効率の良い事業運営ができるように体制を整備しています。特に、若年層の競技者は競技を継続する上で進学先等の課題も発生するため、選手本人だけでなく、保護者も交えて面談を行うなど、綿密なサポートを行っています。
今回調査したカーリング集合プログラムでは、地域連盟のコーチが、本事業で発掘された選手のみで組んでいるチームを指導しています。選手は在籍する学校も学年も様々ですが、月に1回から2回しか実施できないこの集合プログラムの場を非常に大切に考えており、互いに声を掛け合いながら元気に、そしてとても熱心に練習に取り組んでいました。
今後もスポーツ振興くじ助成金が効果的に活用され、さらなる優秀な選手たちの発掘や選手の競技活動の場の提供へと繋がることを期待します。 |
助成団体 |
北海道 |
事業名 |
北海道タレントアスリート発掘育成事業 |
事業細目名 |
身体・運動能力特性に基づくタレント発掘 |
助成金額 |
8,000,000円 |
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(写真)北海道タレントアスリート発掘育成事業カーリング集合プログラムの様子 |
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