助成事業紹介【スポーツ振興くじ助成:埼玉県熊谷市】
平成30年度に東京オリンピック・パラリンピック競技大会等施設整備助成で、熊谷さくら運動公園陸上競技場の整備を行った埼玉県熊谷市の調査を実施しました。
熊谷市は、ラグビーワールドカップ2019の開催に際し、海外代表チームがキャンプ地の練習会場として熊谷さくら運動公園陸上競技場を利用することになり、グラウンドの天然芝張替、フェンス整備、諸室やトイレのバリアフリー改修を行いました。当該施設は、ラグビーワールドカップ2019の競技会場である熊谷ラグビー場から車で30分以内で移動することができ、熊谷ラグビー場で試合を行うチームにとっては利便性のよい施設となっています。ウルグアイ、アルゼンチンの代表チームが当該施設で練習を行ったこともあり、大会期間中は熊谷市全体が盛り上がりました。
整備したグラウンドの天然芝は、大会会場にも使用されている芝と同等のもので、今後当該陸上競技場を利用する地域住民もトップレベルと同等の環境で競技ができるようになりました。また、諸室やトイレは段差が解消され、便器の洋式化や手すりが設置されたことで、誰もが利用しやすい環境を整えることができました。
整備前から主に陸上競技、サッカーなどで幅広く利用されており、稼働率の高い施設でしたが、海外代表チームのキャンプ地となった実績から、大会のレガシーとして、より多くの地域住民に利用してもらえるよう利用促進を行っていく予定です。
ラグビーワールドカップ2019以降も大会のレガシーとして、熊谷さくら運動公園陸上競技場が熊谷市のスポーツ振興の拠点となることを期待します。 |
助成団体 |
埼玉県熊谷市 |
事業名 |
熊谷さくら運動公園陸上競技場整備事業 |
事業細目名 |
東京オリンピック・パラリンピック競技大会等キャンプ地施設整備事業 |
助成金額 |
72,302,000円 |
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(写真)熊谷さくら運動公園陸上競技場 |
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