平成28年度に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会等競技会場整備事業で熊谷ラグビー場を整備した埼玉県の調査を実施しました。
埼玉県は、学生ラグビーで名をはせる伝統校が多く、熊谷ラグビー場は、毎年春に行われる全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会の会場としてラグビー界の象徴の一つとなっています。また、熊谷市には女子ラグビーの強豪チームもあり、ラグビータウンの名にふさわしい地域となっています。
熊谷ラグビー場は、ラグビーワールドカップ2019日本大会の競技会場となり、今回スポーツ振興くじ助成金を活用して、大会開催に必要となる競技用照明設備と大型映像装置の整備を行いました。
今回の整備で競技用照明設備を改修したことで、以前は開催することのできなかった夜間の試合も可能になり、昼夜問わず競技ができるようになりました。また、映像装置においても、LED式の大型ビジョンを設置したことで、熊谷ラグビー場のコンセプトである「臨場感あふれるラグビー場」にふさわしい環境を整えることができました。
ラグビーワールドカップ2019日本大会では3試合が行われ、熊谷ラグビー場を中心に熊谷市周辺地域は大いに盛り上がりました。地域住民にとっては、今まではなかなか試合を観るまでに至らなかったラグビー観戦でしたが、近隣に世界大会が開催されるような施設が完成したことで、この大会を機に多くの方が熊谷ラグビー場に足を運ぶ契機となりました。
また、大会のレガシーとして、今後も競技団体の利用や、春には高校ラグビーの大会で利用される予定です。試合やスポーツイベント等の予定を広く広報することにより、より多くの利用がなされるよう工夫していくことが重要となります。
ラグビーワールドカップ2019以降も大会のレガシーとして、熊谷ラグビー場が埼玉県の地域のみならず、国内のラグビー振興に大きく寄与する施設となることを期待します。
|
助成団体 |
埼玉県 |
事業名 |
熊谷ラグビー場RWC2019競技会場改修・改造事業 |
事業細目名 |
競技会場改修・改造 |
助成金額 |
600,000,000円 |
 |
 |
(写真)熊谷ラグビー場 |
|