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秩父宮記念スポーツ博物館・図書館/国立登山研修所 だより

半世紀を経たスポーツ図書館-秩父宮記念スポーツ博物館

昨年は、秩父宮記念スポーツ博物館の開館50周年について、春ごろに何度か御紹介させていただきましたが、 紙数の関係もあって、スポーツ図書館もまた半世紀の歴史を経ているのだということについては、触れることができませんでした。
スポーツ博物館の開館は、秩父宮殿下の7周忌に合わせるために、1959年の1月初めとなりましたが、図書館のオープンは4月1日です。博物館 は、とりあえず展示すべき資料が整理されていれば開館は可能ですが、図書館は、公開対象資料のほぼ全点が整理されていなければ機能しないので、開館の時期 が3か月ばかりずれたわけです。
この図書館は、座席数は10をわずかに超える程度の小ぢんまりとしたところですが、実はスポーツに関する調べものをする人にとって、知る人ぞ知 る穴場です。受入資料は原則として廃棄しないという方針を半世紀間堅持してきたことが、結果として利用者サービスのための大きな蓄積となりました。
蔵書は明治時代以来のスポーツ関連図書が約3万冊、雑誌のバックナンバーは週刊誌も1冊と数えて約7万冊。立地条件が比較的良い上に、閲覧冊数 には特に制限がなく、規模が小さいおかげで雑誌の出納に要する時間も数分以内。その気になれば、1 日で数十年分の雑誌の記事をチェックすることも可能である――といった具合に小回りが利くことが分かると、大宅壮一文庫や国会図書館とは別の意味で使いで のある図書館だということで、リピーターとなる方がたくさんおられます。しかし、これを一部のマニアだけに独占させていると、「事業仕分け」の対象になり かねない。本当に、多くの人に活用していただきたいと思います。
スポーツ図書館では、職員が資料探しのナビゲーターを務めています。資料の探し方や、どんな調べ方をすれば良いのかというレファレンスにも、か なりの力を入れていますので、御来館の折は、どうぞお気軽に職員に声をお掛けください。

秋山で開催した研修事業-国立登山研修所

中高年安全登山指導者講習会(9 月25 日~27 日)  9月から10月に紅葉真っ盛りの雄大な自然の中で開催した研修事業について紹介します。

◆中高年安全登山指導者講習会
9月25日から3日間、.日本山岳協会、開催県教育委員会と共催して、中高年登山指導者の養成と安全な登山の普及を図るために、東部地区は栃木県・那須 高原、中部地区は長野県・高瀬川支流七倉沢周辺において開催しました。
講習内容は、東部地区では那須岳等における遭難事故例と気象との関係について、中部地区では登山に必要な体力や危急時対策が中心でした。参加者 の皆さんは、知識や技術を再確認するばかりでなく初めて教わる事柄も多く、それぞれが積極的に取り組んでいました。

◆山岳遭難救助研修会
山岳遭難救助活動に職務で携わる人や民間救助組織の指導的立場にある人を対象に、国立登山研修所及び周辺山域を会場として、現場での即応力の向上や指導 者としての資質の向上を目指して、10月24日から5日間の日程で開催しました。
研修会では、救助活動における安全確保に必要なロープ操作の実技や物理的理論の講義、自然物を利用した支点構築の実技等を研修した後、班ごとに 実際の山岳地帯における事故を想定した捜索活動、救助技術や搬送技術等の総合的な救助活動研修を実施しました。
山岳遭難救助研修会(10月24日~28日)

 

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