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2010女子バレーボール世界選手権大会

  2010女子バレーボール世界選手権大会 財団法人 日本バレーボール協会


 32年ぶりの世界選手権メダル獲得で沸いた国立代々木競技場第一体育館!

 2010年11月14日、国立代々木競技場第一体育館(代々木第一体育館)で、バレーボール界に新たな歴史が刻まれました。

 

銅メダルを賭けたアメリカとの対戦で喜びあう選手たち
銅メダルを賭けたアメリカとの対戦で喜びあう選手たち
 10月29日に開幕した「2010女子バレーボール世界選手権」は、代々木第一体育館をメイン会場とし、浜松(浜松アリーナ)、松本(松本市総合体育館)、大阪(大阪市中央体育館)、名古屋(日本ガイシホール)、東京(東京体育館)において11日間(試合日)に亘り熱戦が繰り広げられ、日本が1978年の銀メダル以来、32年ぶりに世界選手権でメダル(銅メダル)獲得という、最高の形で閉幕いたしました。

 

 世界選手権は、四年に一度、バレーボール界の頂点を決定する世界大会として、国際バレーボール連盟(FIVB)が初めて作った世界大会で、その歴史は男子が1949年(第1回大会・チェコスロバキア)、女子が1952年(第1回大会・ソビエト)から始まりました。

 バレーボールの世界選手権は、サッカーで言うならば、ワールドカップに匹敵する権威と伝統に彩られた大会です。この最も権威と伝統のある世界選手権女子大会を、日本は1967年(第5回大会)、1998年(第13回大会)、2006年(第15回大会)と過去3回開催してきました。

 

10月29日に行われた開会式でのピアノの
生演奏とバレーダンサーによるエンターテイメント

  そして、4回目となる今大会は、2006年に続く2大会連続の開催となり、同一国での連続開催は世界選手権史上初となった大会です。 また、今大会に参加したチームは、大陸予選を含め前回の77チームを大きく上回る96チームが参加し、正に「真の世界一決定戦」に相応しい大会となりました。

   今大会は先に述べたとおり、5都市・6会場で開催いたしましたが、その中でも日本戦を全試合行った代々木第一体育館の重要性は高く、大会を成功に導く上で大きく左右する会場となりました。

 我々は国際大会を開催するにあたり、常に心がけているのは、第一に各国の選手が最高の状態で戦える会場作りと、会場へ足を運んで観に来て下さるお客様に、「満足」していただける会場作りを目指しています。

 そこで、今回の代々木第一体育館で11日間に亘る大会を運営するにあたっては、選手が最高のコンディションで戦える会場作りはもとより、来場いただいたお客様が、いかに「満足」していただける会場(大会)に出来るかを考え運営致しました。

 これは裏を返せば、お客様から「会場に行きたい」、「試合を観てみたい」と思っていただける大会に出来るかに繋がり、まずは来場していただかなければ、試合を観戦いただくことも、大会を「満足」いただくことも出来ないことになります。

 最初の重要なポイントは、会場に来場いただくきっかけとなる、チケットの価格設定に「満足」いただけるかについてでした。あらゆる面から検討し、選手を間近で観戦できるチケットからリピーターとして複数回ご来場いただけるチケットとして、9800円(アリーナ指定席)、6800円(スタンド指定席)、3000円(自由席大人)、1500円(自由席中高生)、1000円(自由席小学生)を用意致しました。

 

 

 

 

 

 

 

国立代々木競技場原宿プラザの風景

 お客様に「満足」していただくには、安い価格に越したことはありません。バレーボールがサッカーや野球のように、一度に多くの観客を収容できる大きな会場で試合をすることは、観戦するうえでは不向きであり、1万人規模の会場で大会を開催しなければなりません。

 チケットの価格では、常にお客様に「満足」していただける価格と運営面での葛藤がありました。今大会でお客様の「満足」という意味では、延べ8万人を超える方々にご来場いただいたことからも、「満足」いただけたと心より願っております。

 

次に、来場いただいたお客様が、楽しんでいただける会場として、「バレーボールのテーマパーク」をコンセプトとした環境作りに取り組みました。

 大会期間中は、代々木第一体育館の内外に今大会の大会カラーである黄色のバナー(大会装飾幕)や幟を設置し、お客様には世界選手権のイメージと雰囲気を味わっていただけたのではないかと考えます。

 また、会場の入場口付近へ、実際のコートの広さやネットの高さを実感できる仮設コートの設置、大会記念グッズの販売テントやキッチンカーによる食べ物の販売など、お客様に楽しんでいただける「バレーボールのテーマパーク」に近づけたのではないかと考えています。

11月14日の表彰式にて銅メダルを獲得した日本チーム
11月14日の表彰式にて銅メダルを獲得した日本チーム

 しかし、お客様に満足いただける会場作りは、あくまでも付加価値でしかありません。今大会で一番お客様に「満足」いただけたのは、日本チームが銅メダルを獲得したことであり、スポーツの世界・大会において、選手が真剣に戦っている試合こそが、何よりもお客様に「満足」していただける要素であることは間違えありません。

  最後に、今大会を応援して下さったお客様に心から感謝申し上げるとともに、これからも選手が最高のコンディションで戦える大会運営のみならず、お客様にも「満足」いただける大会運営を目指していきたいと考えております。

 

(写真:JVA承認2010-12-11)

 

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