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国立代々木競技場第二体育館リニューアル!~第二体育館と連絡棟の工事完了~

 

 国立代々木競技場は昭和39年の東京オリンピック開催直前に竣工し、築後46年以上経過しており、老朽化が進んでいることから、順次、必要な施設整備を行っております。今回、第二体育館を中心に工事が行われました。

 前号でご紹介した第一体育館を主とした施設改修工事に引き続き、「第二体育館内部及び外構改修その他工事」が進められています。その中で、第二体育館と連絡棟の内装改修工事が、6月1日から始まり、8月26日に終了しました。
 実施された第二体育館改修工事の概要は次のとおりです。

《工事概要》

●建築工事●
(1) 館内及び連絡棟内部の壁を補強し耐震性能を向上させる改修
(2) 北側及び東側トイレの内装改修
(3) アリーナの電動可動式客席及び木壁パネルを更新
(4) 既存観客席の上段一部を身障者席に改修
(5) 身障者トイレを新設
(6) フロアのバスケットコートライン・色の塗り替え
(7) スタンド座席の座面の一部取替え

●電気設備工事●
(1) 第二体育館内及び連絡棟の内部改修に伴う照明、コンセント設備を更新
(2) 電動可動式客席の電源の操作盤及び配線配管を更新
(3) 観客席の足下灯設備を更新

●機械設備工事●
(1) 第二体育館の北側及び東側の男女トイレの給排水衛生設備及び換気設備を更新
(2) 身障者トイレの新設に伴う給排水衛生設備及び換気設備を改修
(3) 館内及び連絡棟の屋内消火設備の消火栓箱及び消火管を更新

 これまで、第二体育館の内部については大規模な改修が行われておらず、建設当初の設備がベースとなっていたため、お客様のニーズに対応できていないという課題がありましたが、今回の工事により、バリアフリー化や座席の更新など、お客様に快適にご利用いただける環境を整えました。また、壁の吸音処置やフロアラインの更新など、主催者にとっても使い勝手のよい施設へと変化しています。

身障者用設備の新設

 今まで、車椅子のお客様専用の席がなく、アリーナ等で観戦いただいておりましたが、既存スタンド席11席を撤去し、アリーナ全体を見渡せる位置に、新たに身障者席を4席設置しました。また、身障者トイレを2つ新設し、そのうち1つは身障者席と同じ階に設置し、バリアフリー環境を整えました。

アリーナと周辺設備の更新

バスケットコートラインの変更・
色の塗り替えを行ったフロア
バスケットコートラインの変更・色の塗り替えを行ったフロア

 FIBA(国際バスケットボール連盟)がコート・デザインの大幅な変更を含む国際競技規則の変更を発表したことにより、JBA(日本バスケットボール協会)はその採用時期を平成23年4月1日以降としました。
 そこで、第二体育館もJBL(日本バスケットボールリーグ)とWJBL(バスケットボール女子日本リーグ機構)の2010―2011シーズン開幕(平成22年9月中~10月初旬)に合わせ、バスケットコートラインを変更しました。また、フロアは平成6年に入れ替えて以来、初めて全面を研磨し、新品同様となりました。

 アリーナの電動可動式客席は背もたれが付き、また、座面がプラスチックからクッション入りのパットに交換され、より快適に観戦いただけるようになりました。

 そして、アリーナを360度囲んでいる壁木パネルは、吸音処置が施されたことにより、館内での音の響きが抑えられ、コンサート等を楽しむお客様にクリアな音を提供できる環境となりました。併せて、防音効果も高まりましたので、館外への騒音レベルを低減することが可能となりました。

 その他、トイレを一新して数を増やし、女性用トイレには洗面台も増やしました。また、おむつ換えベッドを更新し、ベビーチェアやハンドドライヤーを新設したことにより、小さなお子様を同伴したお客様にも使いやすい施設となりました。

 以上のような一連の改修工事及び整備によって、生まれ変わった第二体育館が、今後より一層、利用者の皆様に愛される施設となるよう、今後も適切な管理・運営に努めてまいります。

可動席の座面にクッションパットを敷く
可動席の座面にクッションパットを敷く

 

アリーナを囲んでいる壁木パネル
アリーナを囲んでいる壁木パネル

 

身障者席からの眺め
身障者席からの眺め

 

防音の秘密(壁面内部)
防音の秘密(壁面内部)

 

4席の身障者席
4席の身障者席

 

観客席脇の足下灯
観客席脇の足下灯

 

第二体育館全体図
第二体育館全体図

 

 

 

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