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ジャパンラグビー トップリーグ 8年目開幕

  ジャパンラグビートップリーグ8年目開幕 財団法人日本ラグビーフットボール協会
事業委員会トップリーグ部門長
稲垣純一


 9月3日、秩父宮ラグビー場にて、「ジャパンラグビートップリーグ2010―2011」が開幕しました。今シーズンも14チームによる熱い戦いが繰り広げられています。

 9月3日(金)、秩父宮ラグビー場にて8年目を迎える「ジャパンラグビートップリーグ2010―2011」が開幕しました。今シーズンは、「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス」、「豊田自動織機シャトルズ」の2チームが新規参加し、14チームがリーグ戦91試合、トップリーグ王座を決めるプレーオフトーナメント、日本選手権出場決定戦のワイルドカードトーナメントと、熱戦を繰り広げます。

2003年に大会を創設 日本最高峰のリーグ戦に成長

2010 - 2011 シーズン開幕宣言をする森会長
2010 - 2011 シーズン開幕宣言をする森会長
 「ジャパンラグビートップリーグ(以下:トップリーグ)」は、8年前の2003年に国立競技場で幕を開けました。2002年までは、東日本、関西、西日本と各地域でリーグ戦を行い、全国社会人大会にて社会人日本一を決定していましたが、2003年に三地域の上位12チームを集め、「日本最高峰のリーグ戦」として大会を創設いたしました。

 

 日本代表へ繋がる選手の育成、強化はもちろんのこと、「企業」と一緒になり、リーグを通して、社会全体、地域、環境などの貢献活動、ラグビーの普及活動を行うこと、また、ファンとチーム、選手、スタッフ、そして運営スタッフが一緒になって、ラグビーを盛り上げていくことを目的に設立された大会です。2006シーズンからリーグ全体のレベルアップを図るため、2チーム増やし、14チームの総当たり戦を行っています。

年々、実力が拮抗し、勝敗に予想 がつかないほど面白い試合が!

 8年目を迎えたトップリーグは、ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場で、多くのサラリーマン、OL、高校生などを集め、昨年度の王者・東芝ブレイブルーパスと、攻守に圧倒的な実力を誇る三洋電機ワイルドナイツの試合で幕を開けました。猛暑の中でのキックオフ。選手達の大量の汗がナイターに照らされ、肉弾戦の激しさをさらに印象づけました。
 最後まで勝敗がわからない試合になりましたが、軍配は三洋電機に。しかし、勝敗よりもラグビーの本当の迫力と面白さを感じることができ、今年も「トップリーグはすごいぞ」とゾクゾク、ワクワクさせてくれるような素晴らしい試合でした。

激しい試合を展開する両チーム
激しい試合を展開する両チーム

 リーグは、3節(9月17~19日)※原稿作成時点まで終了していますが、年々チームの実力が拮抗し、ハイクオリティな戦いが繰り広げられており、昨年度の順位が参考にならないほど勝敗の予想がつかない試合が多く展開されています。
 ラグビーは競技の特徴として、番狂わせが少ない競技と見られていますが、今シーズンはノーサイドまで目が離せない試合が多く見られます。選手個々、チーム力がトップリーグの発足によってレベルアップしていることの証明でしょう。

 会場まで足を運んで頂いているお客様には、ご満足して頂けると内容となっていることは間違いありません。また、トップリーグに魅力を感じ、近年、海外で活躍している外国籍選手が多く来日し、トップリーグで活躍しています。
 強豪国のトップクラスの選手が参戦することにより、スキルや戦略などを日本人選手が肌で体感し、吸収していっていることも実力アップの一助となっています。

 こうした外国籍選手に加え、トップリーグでは「アジア枠」を設け、アジア国籍の選手の出場機会を確保し、日本のみならず、アジア全体のラグビーのレベルアップにも貢献できればと思っています。

「FOR ALL活動」も継続していきます

Shake Hands! に参加する選手たち
Shake Hands! に参加する選手たち
 トップリーグでは、試合のみならず、多くのファンの皆さんにこのリーグを生で観戦いただき、選手たちの熱い戦いを肌で感じて頂きたく、様々なイベントを開催しております。特に各会場で行っている「FORALL活動」では、「感謝のこころ」、「ありがとう」や「仲間」といったキーワードをもとに、ファンの皆さんと握手をする「ShakeHands!プロジェクト」や、ラグビー関連の地域で積極的に森林保全活動を行う団体への支援として、トライ数に応じた寄付活動の「TryForGreen」など積極的に行っております。

 

 選手、スタッフ、チーム、そして運営スタッフは、試合を行うだけではなく、スポーツを通じて、普及活動や環境保護活動、社会貢献活動を継続して行ってまいります。

来年2011年は、 ラグビーワールドカップイヤー。 トップリーグから世界へ

 来年2011年9月、ニュージーランドで「ラグビーワールドカップ(以下:RWC)」が開催されます。サッカーのワールドカップと同様に4年に1度開催される世界大会は、その規模では、夏季オリンピック、サッカーワールドカップに続く、世界3大スポーツイベントとして位置づけられています。

 この大会に7大会連続出場を果たしたラグビー日本代表ですが、今春行われた国際試合を見ても年々実力を上げていることは確かです。ジョン・カーワンヘッドコーチ(JK)の手腕や戦略の素晴らしさはもちろんのこと、JK自身が「トップリーグがハイレベルになっているお陰で、日本代表のレベルも確実にアップしている」と語るように、トップリーグが日本代表の強化に繋がっていることは間違いありません。

 Jリーグを例にとっても、国内リーグが盛り上がり、スキル、実力が上がることが、世界レベルにより近づいていく一つの方法だと思います。日本代表のRWC勝利のためにも、ハイレベルでクオリティの高いリーグになっていくことが、トップリーグの使命だと思っております。

トップリーグは、会場で観戦す ることが一番面白い!

 トップリーグは、競技、社会貢献という点でも日本最高峰リーグとして、これからも発展していきます。

 

 とにもかくにも、ラグビーは会場で、生で観戦し、見て、聞いて、肌で感じることで魅力を感じることができるスポーツです。ルールがわかりづらいスポーツと思われがちですが、ルールが多少わからなくても、生身の人間がぶつかり合う迫力、スピードを感じるだけでも、十分に楽しめるスポーツです。

 週末は是非、トップリーグ会場へお越し下さい。皆さんのご来場をお待ちしております。

 

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