BMX Flatland World Classic 2010 開催

BMX Flatland World Classic
事務局事務局長 小泉 一夫

~世界№1 BMX ライダー決定戦!~

国立代々木第二体育館で開催 ©「Green-G」
国立代々木第二体育館で開催 ©「Green-G」

 

 「BMX Flatland World Classic2010」は世界でも有数な選手人口を持つ日本において、フラットランド全日本選手権「King of Ground」(以下K O G)と、世界選手権「BMXFlatland World Circuit」が世界一のフラットランドライダーを決定する競技会として、1月9日(土曜日)、国立代々木第二体育館で開催いたしました。

フィールドは照明や音響で演出©「Green-G」
フィールドは照明や音響で演出©「Green-G」

 

 大会は、15時から行われた予選上位6名にシードライダー8名、主催者推薦2名が加わり、計16名(フランス、スペイン、ハンガリー、アメリカ、日本)により18時から決勝戦が開始されました。競技方法は2名バトルのトーナメント形式です。審査は、日本から2名、シンガポール、アメリカ、フランスから各1名、計5名の審判が採点し決勝1回戦で16名から8名に、決勝2回戦で4名に絞られました。4名は日本2名、フランス1名、スペイン1名と世界一決定戦に相応しい国際色豊かな準決勝となりました。優勝はマティアス・ダンドア選手、2位はビッキー・ゴメス選手、日本人選手は3位・4位に入る健闘を見せました。

 照明、音響等で演出されたフィールドでDJ音楽のビートに乗り、技の連携が繰り広げる世界トップライダーのパフォーマンスと全身全霊で戦うアスリートとしての迫力に、来場した1025名の観客からは惜しみない拍手が送られました。

 近年、世界のフラットランドシーンの中で日本人の台頭には目を見張るものがあり、海外の大会でも日本人の上位入賞が目立っています。

 代表的な大会として国内では、年間3戦のKOG、海外では、年間3戦のワールドサーキット(アメリカ、日本、フランス ※日本大会はKOGの1戦が該当)のほか、ドイツ、オランダ等でも開催されています。

 フラットランドは、10数年の年月をかけてその地位を築いてきました。アメリカからX-SPORTSの一ジャンルとして上陸したフラットランドですが、同じBMX自転車の競技でも、派手な動きのあるヴァートやパーク競技、オリンピック種目のレースと異なり、BMXを駆使して生み出す卓越した技の難易度と表現力を競うフラットランドは、その後X-SPORTSとは別の道を歩むようになります。はじめは都心の小さな場所で乗れることがライダーの目標でした。その思いは地味に、しかし、確実に成長を続け、見せることも意識した大会が開催されるようになりました。回を重ねるたびに数々の問題に当たりながらも、社会からも認められる競技となろうとしています。今回ストリートカルチャーの中心地、渋谷に近い国立代々木第二体育館で「BMXFlatland World Classic 2010」が開催できたことは、ストリートスポーツのフラットランドが社会に一歩を踏み出すきっかけとなりました。

 今後は、若年齢層にも競技人口を広げる等、多くの人が楽しむ競技として普及し、健全なスポーツ競技として社会の理解の向上につながることを目標とし活動してまいります。

 今回の実施は、会場ご担当者のストリート競技実施に向けてのご理解はもとより、温かいご協力があったことにこの場を借りて御礼申し上げます。

優勝した Matthias Dandois 選手
優勝した Matthias Dandois 選手
(マティアス・ダンドア/フランス/20歳)
の演技©「Green-G
2位になった Viki Gomez 選手
2位になった Viki Gomez 選手
(ビッキー・ゴメス/スペイン/28歳)
の演技©「Green-G
3 位になった 森崎 弘也選手
3 位になった 森崎 弘也選手
(モリザキ ヒロ/ 日本/32 歳)
の演技©「Green-G」
4位になった 北山 努選手
4位になった 北山 努選手
(キタヤマ ツトム/日本/25歳)
の演技©「Green-G」

 

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