2011年5月23日 平成22年度 ジュニアアスリートのための栄養・心理・トレーニング講習会開催 |
柿谷朱実・平木貴子(スポーツ科学研究部) 近藤衣美(スポーツ医学研究部) 教育と啓蒙活動が重要であるジュニア世代を対象とし、長期展望での国際競技力向上に寄与する事を目的に、2年前から開催されてきた栄養・心理・トレーニング講習会を平成22年12月12日に開催いたしました。 アルペンスキー、ウェイトリフティング、カーリング、スノーボード、テコンドー、トライアスロン、馬術、ラグビーと多様な競技種目の選手にご参加いただきました。 
まずオープニングセッションから始まり、JISSにて栄養・心理・トレーニングのサポートを受けてきた、太田雄貴氏(フェンシング)と谷本歩実氏(柔道)の2名のメダリストをゲストに招き、彼らがどのようなジュニア期を過ごしてきたかお話しいただきました。ジュニア時代から目標を持ち、人よりも多く練習に打ち込んでいたことや日々の生活の中でも意識を持って行動していたことなどが北京オリンピックでのメダルにつながったという体験談、メダリストからジュニア選手への熱いメッセージに参加した選手も大変刺激を受けた様子でした。

講習1:栄養グループ『スポーツ選手としての基本的な食事のとり方/栄養学的な基礎知識の講習』 栄養の重要性や食事の際にどの様な事を意識したらよいかなどの講習を受けた後、JISSレストランR3で管理栄養士からのアドバイスを受けながら実際にビュッフェ形式で食事選択を行ない、昼食をとりました。選手からは「普段からの食事の大切さを認識した」、「学んだ事を海外遠征でも活かしていきたい」などの感想があげられました。
講習2:心理グループ『メンタルトレーニング技法(こころを調整するスキル)/ 体験を重視したメンタルトレーニング講習』 自分を見つめなおしたり、自分の持っている力を発揮するための様々なメンタルトレーニング技法を体験し、今までメンタルトレーニングを体験したことがなかった選手達もその必要性に気がついたり、「今後も継続したい」、「試合前にやってみたい」とメンタルトレーニングについて興味を持ったようでした。
講習3:トレーニンググループ『競技力向上の為の筋力トレーニング / 体力トレーニングに関する基礎的な知識の習得とエクササイズ技術習得のための講習』 ウエイトトレーニングの基本種目であるスクワット、ベンチプレス、ハイプル、体幹の4種目を、目的やどこを意識して行うかなどの説明を受けながら、実際に体験してもらいました。「いつも行なっていた種目でも間違ったやり方をしていた事に気が付いた」「新しい種目で自分の競技に必要だったので今後も続けていきたい」といった感想があげられていました。
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