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JISS in Action

2008年3月18日

ホッケーにおける北京オリンピックに向けたJISSの栄養サポート

 

辰田和佳子・海老久美子(スポーツ医学研究部)



 ホッケー女子チームは、2006年12月の時点で北京オリンピック出場権を獲得しており十分な準備期間のもとメダル獲得に向けて取り組んでいます。2007、2008年度はリーグ戦を除くほとんどの期間で合宿や遠征が行われています。

ホッケー女子日本代表チーム
 
ホッケー女子日本代表チーム
 


 年間の約半分は練習環境に恵まれた奈良県の天理大学を拠点とし国内合宿が行われていますが、合宿時の選手の食事に問題があるとの相談があり、食環境の改善にむけた調査・サポートを行いました。

監督との打ち合わせ
 
監督との打ち合わせ
 
   
 まず、問題として挙げられたのは夕食でした。朝食、昼食は大学ホッケー部やまわりの方の協力で比較的望ましい栄養摂取が出来ていましたが、夕食は各自が 近隣の食堂やレストランに出向きそれぞれに食事をしていました。特に冬場は雪の降る中の練習後、いったん宿舎に戻り、寒い中を出ていくことになります。ま た、食事をする場所も限られ選択するメニューも選手に任せられていました。このため夕食の改善を第一に考え、天理大学教員および奈良県スポーツ栄養研究会 と連携し、宿舎での食事提供の実現のために調理の人員確保や宿舎との調整を行いました。この結果、大学内の体育会寮で食事管理に携わる栄養士、調理スタッ フに協力していただき週3回、次の合宿から宿舎での夕食の提供が実施可能になりました。提供量や献立のチェックはJISSで行い、献立作成等は現場栄養士 にご担当いただき選手に適した食事を作成しています。毎日ではないものの、時間的にも選手の負担が軽減されたと同時に、宿舎で提供される食事が外食等での 食事選択の参考になるという点ではよかったと思います。今後、宿舎での夕食提供は、オリンピックまでの合宿の際、継続的に実施される予定です。

 
宿舎での提供メニュー
 
宿舎での提供メニュー
   

 また、国際試合を300試合以上経験している選手から高校生まで、選手の年齢層や経験は幅広く、それぞれのニーズや状況は異なります。そのため、生化学データを参考に個別の栄養相談を行いました。

 今後も北京オリンピックに向けて海外遠征帯同等、チームや選手個人のニーズに対応した栄養サポートを行う予定です。

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