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JISS in Action

2007年11月30日

ソフトボールにおける北京オリンピックに向けたJISSの取り組み

 

平野 裕一(スポーツ科学研究部)

 

 
ピッチングフォームの撮影
 
ピッチングフォームの撮影
   

 ソフトボールの撮影は年に少なくとも4回は実施しています。毎年 4月にTSCチェックを受けてもらい、リクエストがあればここで最初の撮影します。あとは試合や合宿などにおける撮影になります。このように継続して数多 くの映像を記録することはこのサポートにおいて非常に重要なポイントです。

 バッティングを例に挙げると、選手のバッティングフォームは試合を繰り返すと必ずと言っていいほど崩れます。試合で速い球や難しい球を打っているうちに 自然と崩れてしまうんですね。例えばバッティングポイントのずれやスイングの軌道のずれがあります。これが積み重なると不調になります。準備期に固めた バッティングフォームは簡単に崩れてしまうものなのです。このようなときに、自分のよかったときのフォームをみて、基本となるフォームを思い出す。こうす ることで、好不調の波を小さくすることが出来ます。選手達は明確にいつが調子がよかったのか覚えており、そのときの映像を見たいという要望を出してきま す。最近では毎回各選手毎のDVDを作成しているので、随時そちらの映像を見ている選手も多いと思います。このように映像を見て自分のフォームを取り戻す ということは手探りでフォームの修正をするよりも効率的だと思います。

 
バッティングフォームの撮影
 
バッティングフォームの撮影


 このほかにも、よりよいバッティングフォームを目指して意識的に フォームを修正する選手もいます。しかし、必ずよくなるとは限りません。変えてみたけどやっぱり前のフォームの方がよかった、というときにも過去の映像が とりためてあるとフォームを戻すときの参考になります。

 ソフトボールの選手達は自分の映像を見ることに慣れていますね。最近では選手からどこから撮影してほしいのか、明確なリクエストがあります。どこから撮影すれば自分のチェックポイントがよく見えるのか、知っているということですね。

 
撮影に用いるハイスピードビデオカメラ
 
撮影に用いるハイスピードビデオカメラ
   

 我々の仕事は選手、コーチが客観性を持ちながらトレーニングがで きるような材料を提供することにあります。これは協会の医科学スタッフと明確な役割分担が出来ています。我々の役割はピッチングとバッティングフォームの 撮影です。一方、協会のスタッフは守備や走塁などの撮影とスカウティングになります。協会スタッフやコーチといい関係を保ちながらサポートをするためには このような役割分担を明確にすることが大切になります。いい関係を築くことなく、いいサポートは出来ません。

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