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JISS in Action

2007年4月26日

DiTSカンファレンス2007を開催

 

小笠原 一生(スポーツ情報研究部)

 

 平成19年3月31日、国立スポーツ科学センターにて「DiTS(スポーツのための映像処理講習会)カンファレンス2007」が開催されました(※DiTSの詳細に関してはここをご参照ください)。この催しは、JISSが2006年度に展開したDiTS関連の諸活動を報告するとともに、各競技団体のテクニカル担当が競技現場の第一線で行った活動を紹介することで、競技の枠を超えたテクニカル技術の底上げと情報の共有を目的としたものです。

 
笠原一也センター長の挨拶
 
笠原一也センター長の挨拶
   

 笠原一也JISSセンター長の挨拶に続き、JISSスポーツ情報研究部の白井克佳研究員が2006年度のDiTSの活動報告を行いました。「年々、競技スポーツにおけるテクニカル活動の必要性は高まっています。それに伴い、DiTSの認知度も徐々に高まってきました。これまでにDiTSを経験した競技団体は9団体。これらDiTS経験のある受講者を“チームDiTS”と位置づけ、今後さらなるテクニカル能力の底上げと情報共有を図って行きたい」と白井研究員。また、“これからのテクニカルスタッフには自由に「映像」を操ることのできる技術が不可欠”とのコンセプトから、将来のスポーツ現場を支えるテクニカルスタッフのタレント発掘ということで、体育系大学生・大学院生を対象としたDiTSを展開したことも2006年度の大きな進歩であったという報告を行いました。さらに2007年度の展望として、DiTS経験済み競技団体をオリンピック競技種目の約半分の15競技団体に増やすこと、さらに学生を対象としたDiTSも継続して行うことなどが発表されました。

 

 

 

 

 

 

 続いて各競技団体のテクニカル活動報告としてそれぞれ現場の第一線で活躍される先生方がプレゼンテーションを行いました。プレゼンターは下記の通りです。

 

・ バレーボール 吉田清司氏
(全日本男子バレーボールチームアナリスト:専修大学)
・ バスケットボール 倉石平氏
(早稲田大学)
・ テニス 池田亮氏
(テニス全日本チームアナリスト:国立スポーツ科学センター)
・ フェンシング 和田武真氏
(トレーナー部会:法政第二高等学校)
・ ハンドボール 小笠原一生
(全日本女子ハンドボールチームアナリスト:国立スポーツ科学センター)

 

 
各競技のテクニカル活動報告
 
各競技のテクニカル活動報告
   

 この発表を通じて参加者は、トップレベルの競技場面での経験談や、データ収集のノウハウ、さらに、いかにして選手やコーチと付き合い、チームに勢いをつけるかといった、普段は耳にすることの出来ない貴重な情報を共有することができました。また、同時にそれぞれの競技団体でテクニカル担当の人材確保や財源確保など、共通した課題を抱えているということを各参加者が再認識しました。


 これらの課題を踏まえ、グループディスカッションではその対応策について検討し、グループごとにプレゼンテーションを行いました。参加者それぞれが知恵を絞り、斬新でバラエティー豊かなプレゼンテーションとなりました。


 今回のカンファレンスには多くの学生が参加しました。これは学生を対象としたDiTSの成果と言えるでしょう。北京五輪を翌年に控え、選手のみならずテクニカルスタッフもさらなる高みを目指して活動することでしょう。DiTSはこれからもそのお手伝いをしたいと考えております。

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