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JISS in Action

2006年7月5日

シンクロナイズドスイミング日本選手権での
映像データベース(SMART System)による即時フィードバック

 

 

 
システムについて選手に説明する宮地研究員
 
SMART systemについて選手に説明する宮地研究員
   

 5月2日から5日までの4日間、横浜国際プールにおいて第82回 日本選手権水泳競技大会シンクロナイズドスイミング競技(JAPAN OPEN2006)が開催されました。本大会は今年の9月に同会場で行われる 「FINAワールドカップ2006」の前哨戦として注目されており、海外からもスペインやカナダといった強豪が参加しました。

 この大会でJISSは水泳連盟シンクロ科学技術スタッフと連携し、水中及び高所から競技の模様を撮影、JISSが開発をおこなっている映像データベース(SMART System)を利用して即時のフィードバックを行いました。

 フィードバック用PCを設置した会場ロビーには国内外を問わず多くの選手が集まり、自らの演技や世界トップレベル選手の演技を確認する姿が見られまし た。「水の中だとすごく近いと思っていたけれど、これだけ間があったんだね」(国内デュエット選手)や「(データベースから検索した過去の大会の映像をみ て)こんな映像もあるの?」(海外有力選手)といった声が聞かれました。

 「これまで、(競技の様子が放送される〔決勝〕に進出する)トップ選手以外、自分たちの演技の水中映像を目にすることは出来ませんでした。映像を手に入 れることが出来たトップ選手も、実際に見ていたのは放送(=決勝)終了後。予選と決勝の間に確認出来るメリットは大きいですよ。」(水連シンクロ科学技術 スタッフ)というように、予選の修正点を確認した上で決勝に臨めるトップ選手、自らの水中の動きとトップ選手の動きを比較することが出来るようになった一 般選手など、それぞれのレベルで非常に有益なサポートとなったようです。

撮影を行うJISSスタッフ(右上)
 
撮影を行うJISSスタッフ(右上)



SMART system 開発の情報研究部研究員:宮地 力の話

 SMART systemは、昨年度、基本設計が終わり、利用できるようになったJISSの映像データベースシステムです。ネットを利用すれば自宅からでも映像は閲覧 できる状態になってきています。シンクロナイズドスイミングでは、これまでのシステムも含めて、すでに5年近く、このような即時サポートを行ってきていま すので、選手、コーチの方々の利用も、慣れたものでした。特に、今回の海外選手で、ゲマ、パオラのスペインのデュエットチームの二人は、このSMART systemの前に座り、1時間以上も、丹念に映像をチェックしていたのが印象に残ります。また、今回は、運用上の問題点などを探りながらシステムを利用 してもらうことも1つの目的でした。ここでの問題点を解決して、今年の10月には、完全に利用できる版を作成し、各競技団体の方々が、JISSから自由に ダウンロードできるようにすべく、作業をすすめています。ご期待ください。

報告:河村有希子(運営部)

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