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JISS in Action

2005年11月28日

トリノオリンピックに向けて
ノルディックコンバインドチームのTSCチェック

 


 ノルディックコンバインドチームは、シーズン終了後の春とシーズン入り前の秋にメディカルチェックとTSCチェックを行うことをルーチンにしています。 これは「シーズン終了後に怪我などの体の医学面のコンディションと体力面のコンディションをチェックして課題を抽出」し、夏期に「その課題についてトレー ニングを実施、シーズン前にその効果を確認すること」を目的としており、JISSでの実施は本年度で4期を数えています。

 
テスト風景(左から2番目が河野コーチ)
 
テスト風景(左から2番目が河野コーチ)
   
 
テストの成績を確認
 
テストの成績を確認
   

 10月2日、トリノオリンピックに向けた今夏のトレーニングの効果を確認するため、コンバインドチームは有酸素能力評価のためのチェックを実施しまし た。選手は生理学実験室にある環境制御室の中に入り、心電図をモニタリングしながら段階的にスピードが上がってくるトレッドミルを全力で走りました。

 テストでの測定項目は最大酸素摂取量と乳酸で、今夏からはじめた特別な補強トレーニングの効果を調査も兼ねていました。テストでは有酸素能力の向上が予 想されていましたが、テストの時間が2分以上も延びるという効果がみられ、補強トレーニングが有効であったことの確認とともに、トリノオリンピックでの活 躍の期待が高まる結果となりました。

 テストに立ちあっていたコンバインドチームの河野孝典コーチに今冬に控えるトリノオリンピックへの取り組みについてお話を伺うことができました。


:コンディショニングは順調に進んでいますか?

河野コーチ:昨年度はジャンプにウエイトをおいてト レーニングを積み、ある程度の成果を得ることができました。本年度は距離のトレーニングにウエイトをおいてトレーニングを行っています。先日も万年雪が あっていつでも距離のトレーニングができるフランスのクーシュベルに行き、距離のトレーニングをかなりハードに行ってきました。今は選手に疲労が残ってい ても良いのですが、選手を見ているとかなり回復しているようですね。このテストの成績も申し分ありません。

:これからトリノに向けてどんな取り組みをしていきますか?

河野コーチ:これから技術を固めていきます。サマー ジャンプでジャンプの技術を固めていきますが、早めに冬用のスキー板を使っていって感覚のズレを少なくしようと思っています。11月にはシーズンに入りま すので、そこでワールドカップを転戦しながらトリノオリンピックに向かっていきます。昨年のワールドカップでは苦戦はしましたが、コンディショニングも順 調に進んでいますしメダル獲得の可能性は十分にあります。好成績を収めて、サポートしてもらっている皆さまに恩返しをしたいと思います。


 11月にはシーズンインをして、ヨーロッパ各国を転戦しながら2月トリノオリンピックに向かっていくとのこと。充実したトレーニングを積んできているコンバインドチームの活躍が期待されるところです。

報告:齋藤 実(スポーツ情報研究部)

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