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JISS in Action

2005年10月4日

充実した競技生活を行うために
- JOCによるキャリアトランジションのレクチャー -

 


 トップアスリートが共通して抱える不安として「引退後の生活」があります。この不安を解消すべく、日本オリンピック委員会(JOC)ではオリンピック強化 指定選手に対して、現役選手の間からアスリート、また、社会人としての自身の目標を定め、主体的にキャリアトランジション1)に取り組んでもらえるようさ まざまな啓発を始めています。昨年度よりさまざまなサポート活動が始まっており、この10月にはアスリートへの情報提供のためにWEBサイトも立ち上がる 予定にもなっています。


レクチャーを真剣に聞く選手たち
 
レクチャーを真剣に聞く選手たち
 

 
JOC国際部今井氏
 
JOC国際部今井氏
   
 
セカンドキャリアの冊子に手を伸ばす選手
 
セカンドキャリアの冊子に手を伸ばす選手
   

 競技団体別の第1回目のサポートとして、2005年レスリング世 界選手権に出場する選手を対象にしたレクチャーがJISSにて行われました。このレクチャーは世界選手権直前のレスリングナショナルチームの合宿中(9月 7日~15日)に合わせて行われたもので、JOCセカンドキャリアプロジェクトメンバーである久木留毅氏と事務局の今井泰徳氏が参加して行われました。レ クチャーではキャリアトランジションやセカンドキャリア2)、キャリアプログラム3)についての解説や、先輩アスリートの事例が紹介されました。レク チャーに参加した選手は、合宿中の慌ただしい時間帯にも関わらず、熱心に耳を傾けていました。また、用意された「キャリアトランジションvol.3」もほ とんどの選手が持ち帰っており、その関心の高さを伺うことができました。

 セカンドキャリアやキャリアトランジションと聞くと、引退後に考えることと思いがちですが、JOCのサポートでは、トップアスリートとしての期間中に自 分の将来を見つめることによって、「今、やれること」や「今、やっておくべきこと」に取り組むことを主眼に置いています。したがって、キャリアトランジ ションのサポートの結果として、漠然とした将来の不安がなくなり、選手としての目標が明確になり、競技生活の充実につながることで、競技力の向上に繋がる ことも想定されています。JOCでは、競技団体やナショナルチームに対するキャリアトランジションについてのセミナーや体験プログラム、カウンセリングな どのサポートを準備しているとのこと。これからサポートが順調に進み、アスリートの不安が解消されていくことが多いに期待されます。


1) キャリアトランジション: 競技環境の移行や仕事の転機など。または、学生から社会人となる時のような人生の節目のこと
     
2) セカンドキャリア: 直訳で“次の仕事”。ここではアスリートの引退後の仕事や生き方のこと
     
3) キャリアプログラム: 主体的にキャリアトランジションに備えるためのプログラム


問い合わせ
JOCセカンドキャリアプロジェクト (担当:今井)
Tel: 03-3481-2286 Fax: 03-3481-0977
Eメール: y-imai@joc.or.jp

報告:齋藤 実(スポーツ情報研究部)

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