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JISS in Action

2005年7月1日

ビデオ-オン-デマンドを使った即時映像の提供
~シンクロナイズドスイミングサポート~

 

宮地 力(スポーツ情報研究部)


 JISSのシンクロナイズドスイミングへのサポー トの1つとして、スポーツ情報研究部では2002年からビデオ-オン-デマンド(VOD)を利用した即時映像サポートを行なっています。これは、シンクロ ナイズドスイミングの大会の会場で、競技の水中の映像と水上の映像を撮影し、それを、競技を行なった選手、コーチ達が、直後に閲覧出来るようしたもので す。

 [システムの詳細については、昨年度のJISS国際スポーツ会議2004でJISSの清水潤研究員が発表した資料を参照のこと]

 
大勢の選手達がシステムを利用している様子
 
大勢の選手達がシステムを利用している様子
   

 このシステムは毎年改良を続けており、今年4月1~3日に東京辰 巳国際水泳プールで行なわれたシンクロナイズドスイミングジャパンオープン・日本選手権大会では、JISSの伊藤浩志研究員が開発したオリジナルの閲覧シ ステムを利用してサポートを行ないました。閲覧システムでは、当日行なわれた競技の映像だけでなく、2001年から今まで蓄積してきた大会の映像約 1500ファイルが、即座に検索して閲覧できるようになっています。VODシステムであれば、このような多数の映像を、同時に何カ所からでも閲覧すること ができるので、単なるビデオテープを閲覧すること以上の可能性が考えられます。

 大会期間中の3日間のシステムの利用は、延べ1650アクセスに も達しました。写真は、大勢の選手たちが映像を5台のパソコンで閲覧している様子です。競技の合間の昼休みや競技終了後は、たくさんの選手が集まり大混雑 になるほど盛況でした。このシステムに対する選手、コーチの認知度が、これまで続けてきたサポートによって徐々に高くなってきたためだと思います。

 
デデユ選手が振り付け師と自分の演技をチェックしている様子
 
デデユ選手が振り付け師と自分の演技をチェックしている様子
   

 このシステムは、日本の選手・コーチのみならず、大会に参加して いる海外の選手、コーチ達にも公開されており、多くの海外選手達もこのシステムを利用していました。例えば、昨年のアテネオリンピックのデュエットで4位 になったスペインのゲマ・メンガル、パオラ・ティラドスの2名は、このシステムの前で1時間以上熱心に自分達の演技を観察していたことがありました。ま た、今年の大会のソロで優勝したフランスのヴィルジニー・デデュ選手も、このシステムを良く利用していて、今までの3回の大会で、いつも必ずテクニカル、 フリーの演技が終わればこのシステムで自分の演技を確認し、技術的なチェックをおこなっていました。

 このVOD即時サポートは、シンクロナイズドスイミングに限らず、いろいろな競技会で活用できるものなので、今後は、システムの改良とともに、利用の幅を広げていく事にも力を注ぐことを計画しています。

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