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JISS in Action

2004年12月22日

アテネオリンピックにおける日本競泳チームへのサポート活動

 

岩原 文彦(スポーツ科学研究部)

 

  写真 アテネオリンピックでの競泳レースの撮影
   
 
写真 アテネオリンピックでの競泳レースの撮影

 国立スポーツ科学センター(JISS)は、2002年度より日本 代表レベルの競泳競技選手およびコーチに対してサポート活動を行ってきています。この活動には、生理学、栄養学、医学、バイオメカニクスなど、さまざまな 領域のスタッフが連携を保ちながら携わってきています。この活動の中でも、アテネオリンピックではバイオメカニクス的手法を用いたサポート活動を行いまし た。内容は、実際のレースを撮影し、その映像の提供とレース分析です。レースの撮影は、25m付近の観客席上段よりビデオカメラを用い、スタートからタッ チまでを撮影しました。撮影された映像は、泳フォームのチェックやレース展開の確認のため、レース終了後、直ちにコーチ・選手にフィードバックしました。 また、この映像を基に簡易レース分析を行い、レース終了後2時間以内にフィードバックを行いました。レース分析は、レース映像をコンピューターに取り込 み、プールに張られたコースロープの模様やプールサイドの壁の切れ目などを物差しとして、各測定地点を選手の頭頂部が通過する時刻と3かきに要した時間を ビデオのコマ数として読み込み、各区間の平均泳速、平均ストローク長、平均ストローク時間等の算出を行いました。これらのデータは、選手が用いたレース ペースの検証や、ライバルとの比較に用いられ、予選、準決勝、決勝と勝ち進んでいく際のレース戦術の立案に役立てられました。

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