スポーツと二人三脚

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第20回 ソフトバンク 王監督 頑張ってください! 2007年1月26日

笠原 一也

 

  国立スポーツ科学センター センター長 笠原 一也
  かさはらかずや
1938年 埼玉県生まれ
国立スポーツ科学センター長  
和歌山県保健体育課長,文部省競技スポーツ課長,JOC事務局長、東京女子体育大学教授など歴任し現職.

 福岡ソフトバンクの王監督が春季キャンプ初日の2月1日からユニフォームを着て指揮を執るという。昨年の夏、胃の全摘出手術を受けるという思いもよらない大病を患ったことは紹介するまでもない。

 昨年、私もこのコラムで一病息災ということで記事にしたが、王監督と同じ病状で入院し胃の摘出手術を受けた。病院は異なるが同じ7月6日に入院し、同じ病状だったこともあり王監督の回復状況は大変気になっていた。

 ところが、昨年の12月に王監督にあるパーティでお会いする機会があり、立ち話の会話となったが、摘出した内容や症状が話題となり王監督は「私は全摘出 なので食事が大変です。4分の1でも残っていれば良いですよ」といわれた。「お互いにこれからも体に気をつけて頑張りましょう」と生意気にもエールの交換 を行ったのである。

 そのパーティでは王監督は食事にも気を使い、飲み物はジュースだったように思うが、私は食事の量など気にせず、また飲み物は赤ワインなどを飲んでいた。 私の方は相当早い時期に現場復帰をしたが、王監督はプロ野球の監督業、激職である。肉体の酷使は勿論のこと神経の消耗も激しいものがあると思われる。

 ユニフォームに再び袖を通せるか心配だったそうだが、体力の回復とともに手応えを感じ、途中での戦線離脱も視野に入れた不退転の覚悟とのこと。
 世界の王監督である。日本はもとより世界中のファンが見守っていることと思う。1人のファンとしてまた同病のよしみで王監督が元気にいつまでも活躍してくれることを祈らざるを得ない。

 私もこのコラムで胃の摘出手術を受けたことを記事にしたが、目にした幾人かの知人や教え子たちからお見舞いやら激励を頂いた。中には自分も数年前に同じ 病状で摘出手術を受けたが今はいたって元気だから安心するようにとの手紙も頂いた。うれしいものである。

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