ブックタイトルHealth Management for Female Athletes

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概要

Health Management for Female Athletes

回/週,それ以下」の5段階の頻度のみの回答としました.この結果,「食行動」だけでなく「食物摂取頻度」においても両群で差がみられない結果となり,月経周期異常のアスリートは自身の食事について「食事量・摂取頻度ともにきちんと食べている」と評価している可能性が示唆されました.月経周期異常があるアスリートで「エネルギー不足」が疑われる場合には,食品の頻度と摂取量を把握し,具体的な摂取量の提示(指示)が重要となります.c.利用可能エネルギーと食事摂取,月経状況,体組成に関する調査体育系大学・都内の女子大・高校・中学校の運動部およびプロアスリート養成校に所属する女性アスリート77名を対象に利用可能エネルギーの状況と食事摂取・月経状況,体組成に関する調査を実施しました63).利用可能エネルギー(食事から摂る総エネルギー量)-(運動によって消費するエネルギー量)(1)月経周期異常の頻度とBMI本研究の対象者において,約50%に月経不順が認められ,13%は無月経でした.BMIは,無月経で21.5kg/m2,月経不順で22.1kg/m2と,アメリ表19日本人女性アスリートの体組成と練習量,月経状況全体正常月経月経不順無月経(n=77)(n=40)(n=27)(n=10)年齢歳18.8±4.119.5±4.217.5±3.319.3±4.9練習日数日/週6.0±1.55.7±1.76.2±1.16.2±1.0練習時間分/回229±83209±78245±88266±62初経年齢歳12.5±1.412.3±1.212.6±1.512.5±2.9身長cm159.3±5.8160.3±6.0157.3±3.3160.6±5.2体重kg54.9±7.954.9±8.354.7±7.655.6±6.8BMIkg /m221.6±2.621.3±2.322.1±2.921.5±2.1体脂肪率%18.2±4.718.5±5.418.2±3.716.7±3.6除脂肪体重kg44.7±5.344.5±5.444.5±5.146.2±4.9Hb推定値g /dl11.9±1.212.1±1.211.8±1.311.8±1.1*3群間に有意な差は認められなかった(平均値±SD)112