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学校現場での取組(事故防止対策) 名古屋 第119号(2019.03)

第119号『スポーツ事故防止ハンドブック』活用事例報告
-尾張旭市立白鳳小学校-
 
 
 独立行政法人日本スポーツ振興センター(以下、「センター」)では、学校安全支援業務の一環として、学校等で災害が起きたとき、どう対処するのかをまとめた『スポーツ事故防止ハンドブック』(以下、「ハンドブック」)を全国の設置者・学校等に配布しています。今回、尾張旭市立白鳳小学校(以下、「白鳳小学校」)から教職員の研修でのハンドブックの活用状況について加藤校長先生にお話を伺いましたので紹介します。
 

まずは学校紹介です 

 白鳳小学校は、昭和47年に創立された歴史のある学校です。
 「豊かに伸びよう」
 「元気に」
 「根気よく」
 「勇気をだして」
を校訓に、教師に使命感、子どもに自己肯定感、保護者に安心感、地域に信頼感のある学校づくりをしています。
 また、学校の特色として、地域と連携し、伝統文化について学び、児童が地域に誇りと愛着を持てるような教育に力を入れています。 
白鳳小学校の建物の外観の写真
〔白鳳小学校の外観〕
 

「ハンドブックを活用しよう!」と思われたきっかけは? 

 平成30年6月13日に開催された第1回尾張小中学校長会福祉安全委員会で、センターから「学校での事故を減らすために~眼の事故の傾向と予防・対策」の説明を受け、ハンドブックを受け取りました。手頃なサイズでいつも身近に携帯することができ、ちょっとしたときに確認できるので、事故発生時の対応の向上を図るため職員研修で使いたいと思いました。
 

職員研修の内容について伺いました。

 7月18日に職員会議の時間を利用し、児童たちがけがをしたときに迅速な対応ができることを目的として研修を行いました。このタイミングで研修を行った理由は、水の事故が心配な時期であり、これから運動会の練習など体育的行事が始まることと、熱中症が発生しやすい季節であったからです。研修の方法としては、全職員にハンドブックを配り、けがが発生したときの対応について教職員とともに確認をして共通理解を図りました。ハンドブックを、体育的行事や部活動など色々な現場に持参して活用してもらうよう周知しました。

ハンドブックの具体的な活用方法を教えてください。

 日頃から携帯するようにし、いざというときに使えるようにしています。私(加藤校長先生)自身も愛知県中小学校体育連盟の野球の担当になっているので、夏の全国大会の支部大会へ持参しましたし、尾張旭市の校長会でもハンドブックの紹介をしました。
 また、保健室に養護教諭が不在の場合、けがをした児童は職員室へ来るので、職員室の入口に救急箱を置いています。7月の職員研修後からは救急箱の横にもハンドブックを1冊掲げて、けがの処置に対応できるようにしてあります。
白鳳小学校の職員室の入口にある救急箱の隣にスポーツ事故防止ハンドブックが掛けてある画像
〔職員室の入口の様子〕
センターが発行しているスポーツ事故防止ハンドブック
スポーツ事故防止ハンドブック

ハンドブックを活用してみた感想と今後の活用方法をお願いします。

 幸いなことに今のところ、大きなけがは発生していないので実際に使わずに済んでいますが、日頃から持っていることでいざというときに対応できる安心感があります。
 また、来年度以降もハンドブックを使い研修を行って、職員の意識を高めていきたいと思います。時期としては熱中症が発生しやすくなる前に実施し、周知していきたいと思っています。

ハンドブックの内容について感想やリクエストはありますか。

 このハンドブックは、学校でよく起きる事故への対応が掲載されていて、丁度よいボリュームだと思います。ハンドブックは、業務の合間の時間に見ることができるため、活用しやすいと思います。さらに、事故発生時の対応フローチャートが掲載されていて参考になります。

取材を終えて

 今回、取材をして、白鳳小学校の先生方は、限られた時間で、学校で事故が発生したときの対応でハンドブック等を活用しつつ情報共有をされていることが分かりました。
 加藤校長先生は、日頃から教職員には児童の活動場所に付き添い、児童だけで活動することのないよう周知しているそうです。児童の活動している様子を日々見守ることや教職員間で学校での事故の対応について共通認識をもち、いざというときに備えることが大切だと感じました。
 取材にご協力いただいた加藤校長先生、お忙しい中、ご対応いただきありがとうございました。
 ハンドブックはポケットサイズで携帯に便利ですので、これからも学校現場で有効活用していただけるよう普及に努めていきたいと思います。
 また、ハンドブック以外にも教材カード学校事故事例検索データベースなど、学校での事故防止に役立つ資料やデータをセンターのホームページ「学校安全Web」に掲載していますので、ぜひ、ご利用いただいて学校事故防止の一助となれば幸いです。

 

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