まず、養護教諭として働いてみた感想を聞かせてください。 |
大学で学んできた知識だけでは対応できないこともあり、仕事の大変さを感じる場面もありますが、体調不良だった児童が「先生、元気になったよ」と笑顔で報告してくれる姿を見ると、やはり養護教諭という仕事は素敵だなと思います。
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救急処置をはじめ、健康診断・健康観察・アレルギー対応など、職務の幅の広さを改めて実感しています。
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養護教諭として着任前、災害共済給付制度にはどのようなイメージをお持ちでしたか?
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頻繁に怪我をしており利用する機会が多かったので、制度のことは知っていました。学校の中で起きた怪我の治療費を負担してくれる制度だとイメージしていました。
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大学での講義や実習を通して制度を知りました。難しいというのが一番の印象でした。給付が受けられる基準や請求手続き等の細かい部分までは把握できていなかったため、実際に不備無く請求を行えるかという不安もありました。
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災害共済給付の請求手続を行ってみての感想を聞かせてください。
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一時保存しなければデータが消えてしまうのですが、急な来室などがあり対応しなければならなかった時、入力が途中のまま保存ができず、やっとの思いで作成した記録をまた一から入力する形になってしまうという場面があり、その時は困ったなと思いました。
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「災害報告書」や「医療等の状況」について不備があるかの確認をしていても、本当にこれであっているのかという不安がありました。間違っていたり、説明の仕方が分かりづらかったりして受理されないこともあるのかなと考えもしました。
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災害共済給付制度の説明を受けてみて、考え方の変化はありましたか?
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災害共済給付制度の全体像が想像できるようになりました。また、自分で判断しかねる場合でも説明の際に使用していた「請求事務ガイドブック」で調べたり、センターへ直接問い合わせができたりと、頼れるものがあることを知ったことで少し不安が解消されました。
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今後、災害共済給付の手続きの際に気をつけようと思った点はありますか?
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災害共済給付に至るまでには細かな基準があるため、「必ず受理される」と保護者や他の先生方へ安易に伝えてはいけないと感じました。
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自分の中できちんと災害共済給付制度について理解した上で、保護者の方にも学校で怪我をしても「このような制度があるのでぜひご活用ください」と説明できるように学びを深めておきたいと思いました。 |