年頭のあいさつ

独立行政法人
日本スポーツ振興センター
理事 堀部 定男

 新年明けましておめでとうございます。

理事 堀部 定男

 昨年のサッカーワールドカップ南アフリカ大会における日本代表の活躍は、日本に大きな感動をもたらしました。スポーツの素晴らしさを、またスポーツがもたらす影響の大きさを肌で感じた方が多かったのではないでしょうか。

 スポーツは人生をより豊かにし、充実したものとするとともに、心身の両面に影響を与える文化のひとつであります。スポーツは、明るく豊かで活力に満ちた社会の形成や個々人の心身の健全な発達に必要不可欠なものであり、人が生涯にわたってスポーツに親しむことは、極めて大きな意義を有していると言えます。

 国立競技場へ足を運んでいただく皆様が、スポーツの楽しさや躍動を存分に味わえる、そういう機会を提供することが私どもの役割と考えています。国立競技場は、すでに半世紀を超える施設でありますが、選手、観客、主催者の皆様にとってより良い環境を目指し、少しずつ施設、設備の改善を図りながら、毎年多くの皆様にご利用いただいております。

 これからも国際的、全国的な競技大会の開催に利用していただくとともに、お客様が安全、安心かつ快適に観戦できるよう施設を整備し、また一層効率的、効果的な管理運営をしていきたいと考えております。

 国立競技場陸上競技場では年明けの行事が終わる1月中旬から3月末頃まで、長い間課題となっていたスタンド上部の防水・座席改修工事等を行います。この工事の間、利用者の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

 また、今年は2012年ロンドンオリンピックに向けた国際競技力強化の要の年でもあります。国立競技場も国立スポーツ科学センター、味の素ナショナルトレーニングセンター及び国立登山研修所とも連携しながら、日本のスポーツ振興の中核的な役割を果たすため、一層の努力をしてまいりたいと思っております。

 今後とも皆様のご指導とご協力を賜りますようお願いを申しあげまして、新年のごあいさつとさせていただきます。

 

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