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秩父宮記念スポーツ博物館・図書館/国立登山研修所 だより

秩父宮記念スポーツ博物館・図書館

企画展 冬のスポーツーバンクーバーまで 好評開催中

安藤美姫選手
安藤美姫選手
浅田真央選手
浅田真央選手
 

夏のオリンピックと比べると、冬の大会は派手さ、華やかさという面で一歩譲ってしまうような印象があります。
北京大会では28競技302種目が戦われたのに対して、今回のバンクーバー冬季大会で戦われたのは7競技86種目でした。
日本のメダル獲得数で見ると、夏季大会では1920年アントワープ大会の熊谷一弥さん(テニス/銀)から北京大会まで、金、銀、銅を含めて362のメダルを獲得していますが、冬季大会では、1956年のコルチナ・ダンペッツォ大会の猪谷千春さん(スキー男子回転/銀)からトリノ大会の荒川静香さん(フィギュアスケート/金)まで、合わせて32個のメダルにとどまっています(本誌が皆さまのお手許に届くころには結果が判明しているわけですが、この原稿は、大会を目前に控えた1月末に執筆しています)。

しかし、冬のスポーツには、夏のスポーツとは違った深い魅力があります。

今回の企画展では、バンクーバー五輪の応援という気持ちも込めて、冬のスポーツの歴史をふりかえり、その多様性をうかがうとともに、バンクーバー五輪で活躍が期待される選手たちを写真パネルで紹介しました(大会終了後は、3月半ばに日本選手たちの活躍ぶりを示す大判の写真パネルに一部展示替えを行います)。

また、オリンピックを中心として、冬のスポーツの歴史をふりかえるパネル展示と珍しい資料を公開しています。
例えば、長野オリンピックで実際に用いられた表彰台には、自由にお乗りいただけますし、戦前の冬のスポーツを記録した貴重な秘蔵映像のビデオもごらんいただけます。そのほかにも、「レトロ」「なつかしの」という形容詞がぴったりとくる絵画作品等が皆さまをお待ちしています。どうぞ、御期待下さい。

国立登山研修所

晩秋に開催した研修事業

中高年安全登山指導者講習会
(11月6日~8日)
中高年安全登山指導者講習会(11月6日~8日)
 

11月に国立登山研修所が開催した主催研修事業について紹介します。

中高年安全登山指導者講習会(西部地区)

11月6日から3日間、.日本山岳協会、大分県教育委員会と共催して、中高年登山指導者の養成と安全な登山の普及を図るために、くじゅう山系において開催しました。

参加者の皆さんは、それぞれ体力テストを行い、自分の体力について認識し、今後のトレーニング法を学びました。そして、くじゅう山系の三俣山などで登山実習を行うとともに危険個所でのロープワークや三角巾を用いた応急処置法についても学びました。

安全登山普及指導者中央研修会
(11月14日~15日)
安全登山普及指導者中央研修会(11月14日~15日)

安全登山普及指導者中央研修会(第2回)

中高年登山者をはじめとして多様化する登山志向・形態やニーズに対応した安全登山を実践・普及できる指導者を養成するために、「登はん技術研修コース」「読図・プランニング研修コース」の2コースを設け、11月14日から2日間の日程で国立登山研修所内各施設及び周辺山域で開催しました。

「登はん技術研修コース」では、用具の使用法・携行法やロープワーク・アンカーの構築等基本的事項を中心に学びました。「読図・プランニング研修コース」では、周辺山域で読図の実習を行い、読図の大切さだけでなく、登高ルート発見の楽しさについても学びました。

 

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